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きなこ物語

#毎日書こうとしています

1月12日(金)

本日は1月12日だ。これはもう・・・決して正月とは言えまい。
おとといは1月10日で、日付けが二桁となってしまったからには「もう正月とは言えまい」気分が盛り上がっていたが、昨日が1月11日だったため、うっかりまた正月気分に戻っていました。
さてここで改めてご覧ください、1月11日を。

1月11日

じぇじぇじぇ! ほら。1月1日よりも1月1日っぽいでしょう? 正月のアイデンティティである「1」の文字が「1月1日」よりも1つ多いのですから。

しかし、正月気分が復活したのも束の間、「12日」という非情にも現実的な日付けによりぐぐっと現実に引き戻されてしまいました。12日って現実的ですよね。13日だとちょっと神秘的だけど。

そんな私ですが、お正月にやり残したことがあります。
それは。。。きなこ餅を食べること。
つきたてのお餅を用意するのは難しいので、つきたてのお餅を模したゆでたてのお餅(昨今はレンジで簡単にできる)にきな粉をこれでもかとまぶさらせて食べる。粉で喉がケホンケホンとなりながら飲み下す。想像しただけでおいしい。食べたらきっと想像したよりもっとおいしい。
きな粉には同量の砂糖と少量の塩を混ぜます。少量の塩ってのがみそですよね(塩ですけど)。あとダイエットとか言っちゃって砂糖の量をケチるとおいしさ半減だからあきらめて砂糖ドバドバ入れてね。ドバイドバイ。

知ってましたか?
きなこって━━お砂糖入れないと全然甘くないんですよ。
ええーーっ?!

子どもの頃、きなこ餅に惚れ込んでいた私は引き出しにきな粉の袋を見つけてこっそり舐めました。すると、これがなんと全然おいしくないの。
あの甘さは・・・砂糖だったんだ!
しかも原材料「大豆」って!
ダブルショックでした。甘くもなけりゃ、正体大豆かいな!!
砂糖なしで舐めたら確かに大豆の味しましたよ、きな粉。

これまでだまされていたような、裏切られた気持ちでした。
砂糖を入れる前のメレンゲをこっそり舐めて、生クリームじゃなくて卵の白身だと知った時と同じ気分でした。

名前が「大豆粉」だったらわかりやすかったのに。

きな粉。

きな、ってなんなの?! 
「黄な粉」だそうです(調べた)。
「黄なる粉」だそうです(調べた)。
大豆を炒って皮をむき挽いた粉だそうです。

「黄なる粉」って。急に漢文みたいで立派そう。北大路欣也に「黄なる粉」って意味深に言わせたい。「大いなる大地よ!」みたいな雰囲気で。

一時はきな粉に不信感を抱いた私でしたが、今ではきな粉と和解しました。その正体が大豆であることも、学校給食にやたら使われちゃうことも、なんとなくココアの代替品的な存在感も、こう見えてタンパク質マッチョ野郎なことも丸ごと包みこんできな粉を愛していきたい、そんな所存です。明日きな粉買ってきます。

ではまた明日。


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