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音声配信ごっこ

#日記書いてます

1月11日(木)

友人がSTAND.fmというサービスを利用して音声配信をしている。
昨年末ぐらいから時々そこでおしゃべりさせてもらっている。
ゆうべも参加させてもらった。
音声配信というよりは電話でおしゃべりしている感覚でとても楽しい。電話と違うのは世の中にしゃべった内容が流れ出ていくということ。

独身時代、私は何よりも居酒屋でバカ話をするのが好きだった。本当に本当に好きだった。あんなに大好きだったのに、「居酒屋でのおしゃべり」という概念と結婚することはできないので、あきらめて人間男子と結婚した。あんなに好きだったのに、人間と結婚して子供ができてから、「居酒屋でのおしゃべり」を自ら封印した。

以来約25年、私はほぼ家の中ですごした。
ガラパゴス化した家の中はそれはそれで面白かったが、子供たちは大人になりそれぞれに社会とのつながりを持ち始めた。
恐る恐る核シェルターから外に出てみると世の中は変わっていた。
外に出ていかなくとも人と交流する手段がとても増えていた。

音声配信サービスを使えば、なんと家にいるままで居酒屋的なおしゃべりを楽しめるではありませんか。
音声配信サービスってラジオ的な発信のためのサービスだから、特に発信したい事柄のない私には無縁のものだと思っていた。実際利用してみると、Lineのグループ通話とあまり変わらない。優れたコミュニケーションツールと言える。生放送だと、声出しでおしゃべりする人もいれば文字でコメント参加の人もいて、とても楽しい。声と文字とが絡み合った雰囲気はリアルの居酒屋では逆に味わえない醍醐味である。電話文化は自分が生まれた時から存在するので、自分にとってはzoomのようなテレビ電話よりも音声配信のほうがなじみやすい。見た目を気にせず参加できるのも嬉しい。実際お風呂の中から配信する人もいる。

自分のおしゃべりを配信することを収益化して仕事にしている人もいるのだろうけど、私にとってはシンプルに新しい楽しい遊び。
長年「文字」とは親しくつきあってきた。今年はもう少し「声」と親しくなってみようかと考えている。


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