北へ、桜前線2022 Vol. 2 東京、早咲き桜の通り--本銀通り--
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[Re:] Re-try； オールドレンズの楽しみ もよろしければ覗いてみてください。
東京は、染井吉野の満開宣言が出て、もう二、三日で花筏も楽しめそうです。10日ほど古新聞ですが、早咲きの桜を並木にした通りをご紹介したいと思います。
最後に、Canon FTb + FD f/1.4 50mm と Lomography 400 の組み合わせで撮ってみた桜があります。ご覧ください。
蘇った地名「本銀」
江戸時代、現在の日本橋室町町付近に「本銀（ほんしろがね）町」と呼ばれていた町がありました。本銀という町名は、銀細工職人が多く集まり住んでいたことなどに由来します。
関東大震災の復興事業で、残念ながら、歴史ある本銀の町名は姿を消しました。消えてしまった名前を取り戻し、町おこしをしたいという活動が実って、2015年に本銀通りとして地名が蘇ったとのこと。その本銀通りの並木がおかめ桜、染井吉野が咲く前に濃いピンクの早咲き桜が楽しめる大好きな通りです。
おかめ桜
本銀通りの並木のおかめ桜。おかめ桜は寒緋桜とまめ桜の交配種でイギリス生まれ、逆輸入された濃いピンク色の桜です。
イギリス生まれのおかめ桜に囲まれて優しく微笑むニッカウイスキーのマスコットキャラ、W・P・ローリー卿もイギリス出身というのも面白い組み合わせです。
並木が神々しい
西南西に向く本銀通りは午後になると向かいから陽を浴び、おかめ桜がきれいに輝きます。逆光ですが、私は、その透過光ときれいに輝くおかめ桜が神々しささえも感じます。
幸せなネーミング 家内喜稲荷神社
本銀通りと中央通り（中山道）との交差点近くに、三方をビルに囲まれて小さな神社が鎮座しています。家内喜稲荷神社。家内喜はやなぎと読みます。
全国に柳稲(やなぎ)荷神社は数あれど、家内喜(やなぎ)神社はここだけかなぁ。
縁起、御由緒、建立時期は残念ながら不明です。しかし、「家の中が喜びでいっぱい」だなんて、実に幸せなネーミングですね。毎日、ご近所の方々が掃除をなさっているのでしょう、こじんまりとしたとても清浄な神社です。
桜模様のマンホール
この桜を模したマンホールは、東京都の下水道のマンホールですね。桜模様のマンホールに桜の花びらが散っています。鵜の目鷹の目で散策しているわけではありませんが、自然と何か面白いシーンを見つけようとしている自分がいるのに気がつく時があります。
Canon FTb FD f/1.4 50mm と Lomography 400 で撮ってみた
狙い通りかな。半逆光が霞みを生み出し、また、コントラストも高くない柔らかい写真が撮れました。
何せ、シャッタースピード Min 1/1000、ISO400、快晴でしたから。
現代レンズと比較してみました。右上隅に強力な光源があるにもかかわらず、逆光には、すこぶる強いですね。ピンク色の再現が素晴らしいです。どっちが好きかと問われても、どっちもと答えるしかないですね。
北へ、とお題を付けた割には
ここまで読んでいただきありがとうございます。
さて、北へ、桜前線2022 と題目を付けた割には、関東近辺でウロウロしています。やりたかったことは「青春18きっぷを使って、桜前線と共に北上する」ことでしたが、現実にはちょっと難しいです。
それでも今週は、関東の桜満開宣言に後ろ髪を引かれつつも京都に行ってまいりました。満開の東京に対して、京都は咲き始め。見事に余計なことをしてしまった訳ですが、それも与えられた条件の一つ。なんとか工夫して撮った写真を次回からご紹介いたします。
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