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Dobot 、Annno Robotics、華橋北、Segmaker高須さん、HAX。中国・深センレポート(その5)

もう2ヶ月も前の事なのに連続投稿しています佐藤です。その5までやってきました。深センへの出張で言うと3日目になります。12月18日(水)はどこに行ってきたのかと言うと下記の通りです。

どこ行ってきたのか?3日目(12月18日(水))

・HAX(ハードウェアアクセラレーター)

・Segmaker高須さん

・華橋北(ファーチャンペー)(日本の秋葉原のような場所)

・Dobot (ロボットメーカー)

・Annno Robotics(ロボットメーカー)

・天安数码城(T SPACE)

1.HAX(ハードウェアアクセラレーター)

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HAXは知らない人も多いかもしれませんが、深センでは有名な?ハードウェアアクセラレーターです。深センはハードウェアの町ですので、物を作る系のアクセラレーターも存在するのですね。HAXは深センとアメリカにあり、ものづくり系のスタートアップを支援しています。日本にも近々できるよー!って言っていたら、先日のCoralのイベントで日本のHAX東京を作っている方の一人に会いました。

僕らが、シードの時だったら入りたいなって思うような設備が沢山ありました。残念ながら内部の様子は写真NGだったので無しになります。スタートアップがプロトタイプを作っているので、それを写真撮られると困るという理由でした。

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色々なロボットが作られれているという説明でした。どこの、誰が作っているのか?よく分かりません。HAXが支援しているのか、巣立った後なのか分かりません。僕の英語力が低いからかもですね。

そして、気になるロボット「トイレ掃除ロボット」についても、説明の中に出てきました。アメリカのHAXで支援しているようで、残念ながら深センの会社ではありませんでした。気になるーー!

2.Segmaker高須さん

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深センで有名な日本人その2。高須さんです。

メイカー向けツールの開発/販売をしている株式会社スイッチサイエンスのGlobal Business Developmentとして、中国の深センをベースに世界の様々なメイカーフェアに参加し、パートナーを開拓している。メイカーフェアはアメリカ発、DIYや起業家の集まる世界的なハードウエアイベントで、同様のイベントはアジア各地で開催されている。高須は深セン/シンガポール/上海などで運営をサポートしている。インターネットの社会実装事例を研究する「インターネットプラス研究所」の副所長、JETRO「アジアの起業とスタートアップ」研究員、早稲田大学ビジネススクール非常勤講師なども務める。著書に『メイカーズのエコシステム』『世界ハッカースペースガイド』、訳書に『ハードウェアハッカー』ほか、Web連載も数多い。詳細は以下

こちらのSegMakerさんに今はいらっしゃるようです。深センのツアーやってくださっていたり、日本人が深センを尋ねる際は、高須さんにヒットするのではないでしょうか。

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3.華橋北(ファーチャンペー)(日本の秋葉原のような場所)

そのまま、華橋北を案内して頂きました。もはや日本の秋葉原です。一昔前の秋葉原です。華橋北も、昔は皆買いに来ていたが今はECで買えるようになってきて、実際はECの拠点となってきたと流れを聞いて納得しました。

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建物が沢山あるのですが、華橋北のどこを見るべきなのか、どこを気をつけるべきなのかをツアーしながら教えていただきました。

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パチものなのか、本物なのかはご自身で判断してご購入ください。こういうGoProみたいなものから、基盤のようなパーツまで、電子部品は何でも手に入るんじゃないかなーってくらい売っていました。

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小さいブースのような会社が沢山入っていて、通路も物で散乱していて通りにくかったり、色々でした。

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ちょっとだけ、次のアポイントが押していたので、少し早めに退出させて頂いて、僕らの大好きDobot社へ向かいました。

4.Dobot (ロボットメーカー)

なんと僕らが訪問した12月18日(水)は、日本でiREX(国際ロボット展)が開催されていて、Dobotの普段やり取りしているチームは日本にいるとの事。残念だが代理の方に中を案内してもらいました。新しいオフィスに移ってきたところとの事で、非常にキレイでした。

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まず最初に見つけたのは、僕らのロボット(レイタくんとLoraine)。※ちなみに、使っていいかとは聞かれた事がありません(笑)

現地のショールームの入口にDobotの商用の利用方法として案内されていました。レイタくんの作者Keitaも、複雑な顔しながら嬉しそう。さすがにレイカちゃんでは無かったです。(レイカちゃんとは初代ソフトクリームロボットの外装で、鳥のキャラクターなのですが奇抜な外装で、目もギョロギョロしています)

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説明員の方の説明を真剣に受けるCR社員たち。短い歴史なのにすごい大きくなって羨ましいなーと感じるばかりです。Dobot社は中国の北のほうの学生が深センに来て起業した会社です。

他のアームロボットの会社は、モーター作っていた会社だったり、レーザー作っている会社だったり、バックグラウンドがあってロボットを作ります。一方で、Dobotは学生卒業して起業しています。え?そんなのでロボット作れるの?って感じですが、ここまでデカくなってきているので、恐らく出来るのでしょう。すごいなー。

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Dobot社の新オフィス。全部がDobotというわけではなく、この中の3フロアくらいがDobot社でした。社員数はたしか300名程度だったと思います。基本的には教育ロボットを作っていますので、我々のようにハードに使う事は想定して作られていません。以外な使い方してるなーって彼らは感じたと思います。

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こちらは、2020年の夏に売り出す協働ロボットのCRシリーズ。弊社もCRなので勝手に親近感を持ちました。価格は大体150万円程度。これはイケるって感じですね。可搬重量5kgでリーチが800mm前後ですと、2年前は300万~350万という印象がありますが、かなり安くなったなという印象です。個人的に期待しているロボットです。

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なんで、Dobotが教育用ロボットから産業用(協働)ロボットを作り始めたのかなどは、込み入った事情なので有料noteに書くことにします。

5.Annno Robotics(ロボットメーカー)

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見てください!この3Dプリンタで作られたフォルムを!!

アリババで販売されているのを見て、連絡したのがこのAnno Roboticsです。30万円程度で売っていました。ハードウェア中心で作っている会社なので、ソフトはそれほど強くないのだとか。工作室には、見たこと無い数の3Dプリンタがありました(笑)

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営業上は黒字で、この30万円程度のロボットが売れていっているそうです。生産工場(小さい)も見せていただきました。3Dプリンタを印刷する場所と、それを組み立てる部屋に分かれていました。結構田舎にありまして、会社も見つけるのが少し苦労しました。オフィスの家賃が安いそうです。

でも、事業として、価格を安くしてある程度のまとまった数を売る。原価を落とす。非常に全うな仕事のススメ方をしているなと感じる一方で、UBTECHやDobotのように資金調達を重ね一気に拡大している企業があるのも中国企業の差というか現状なのかもしれません。

その対比については非常に勉強になる事が多かったです。

続きは有料noteで!


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