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2021年 調理ロボットまとめ(世界・海外)

2020年、2021年とコロナ渦という事もあり、外食産業向けのロボットの進出スピードは滞りました。一方で、大型の機械(自動販売機)のようなものは多数出てきました。海外では、ピザロボットの種類が増えました。
本日は、海外の調理ロボットをまとめていきたいと思います。
※なお、2020年に一気に普及した配膳ロボットは取り扱わない事にする。

●日本国内の調理ロボットまとめが知りたい方はコチラ

1.ハンバーガー ロボット

ハンバーガーをひっくり返すロボット「Flippy」の能力が向上、調理前後の作業を追加

2021年11月03日(TechCrunch)

2.フライドポテト ロボット

Flippyロボットは合計で約1万4580ポンド(約6600kg)の食品を扱い、9720バスケット以上を調理したという。

カリフォルニア州パサデナを拠点とするMiso Roboticsとの提携を拡大し、White Castleの新規店舗約10店舗でフライ調理ロボットが導入されることになった。(2020年10月時点)

3.ドリンクロボット

ファストフード業界をターゲットとして、飲料を自動で注ぐロボットの提供を予定している。

2021年6月23日

社名:Miso Robotics(アメリカ)
ロボット名:
・Flippyロボットのキッチン
・飲料ディスペンサーメーカーのLancer
場所:ロサンゼルス

ラテアート(コーヒー)するロボット

https://vt.tiktok.com/ZSJ2vLVYv/

国や社名など不明

BarisBot(バリスボット)

会社名:Leader Automation Co., Ltd.
ロボット名:バリスボット
場所:台湾
https://www.mycoffeerobot.com/

4.ピザ ロボット

45秒に1枚ピザを作ることができるロボットレストラン「ステラ・ピザ」

2021/12/18

45秒に1枚ピザを作ることができるロボットレストラン「ステラ・ピザ」が、来年春にロサンゼルスにオープンするそうです。

Picnic pizza-making robot is now available

August 18, 2021

社名:Picnic(ピクニック)社 (アメリカ)
(元テスラのエンジニアで構成)
ロボット名:ピクニック・ピザ・システム
その他:3,500ドルから5,000ドルの月額利用料金で利用できます。
オペレーターが1時間当たり最大100枚のピザを作ることを支援します

XRoboticsはピザロボットの夢を諦めず正式発表に漕ぎ着ける、1時間で最大150枚、20種類以上のトッピングに対応

2020年9月03日(TechCrunch)

11月11日 下記のような小型のタイプも発表されていた。
同じXRoboticsです。

xPizza Cubeは幅20インチで、1時間に100枚のピザを作ることができる。

社はすでに300台を販売し、第1四半期/第2四半期の納品に向けたプレオーダーファウンドを終了している。新規の注文は2022年後半に対応する予定だ。

xRoboticsのピザロボットがピザ店での試験運用を完了、800の予約注文を受注

  • 2021/5/3

会社名:XRobotics(イギリス)
ロボット名:xPizza Cube
場所:オックスフォードのピザ店「Dodo Pizza

ピザロボット:Lab2FabのPizza Bot 5000

社名:Lab2Fab(アメリカ)
ロボット:Pizza Bot 5000
場所:サンフランシスコ

5.パエリアロボット

スペインでパエリア調理ロボットが開発

2021年4月30日

会社名:Mimcook社とbr5社
場所:スペイン
その他:多機能ロボットが調理できるのはパエリアだけではない。たとえば、ロボットアームをフライヤーに接続すると、機械はフライドポテトを作ることができ、また、グリルの場合、ハンバーガー用のハンバーグを調理する。他にも、同ロボットはオーブンに接続することでピザやクロワッサンを焼くことも可能だという。

6.野菜の切断

野菜の切断をモデル化する――農産物加工用ロボットのための切断シミュレータを開発

2021-9-15

南カリフォルニア大学とNVIDIAの研究チームは、果物や野菜といった食べ物をカットするときにナイフにかかる力を高精度で再現できるシミュレータ「DiSECt(A Differentiable Simulation Engine for Autonomous Robotic Cutting)」を開発した。

会社名:NVIDIA
場所:カリフォルニア

7.フライドチキン

韓国キョチョンチキン、ロボットがチキンを揚げる初の加盟店をオープン

2021/08/24

「キョチョンチキン」を運営するキョチョンF&Bは、協働ロボットが導入された「キョチョンチキン松島(ソンド)8工区店」をオープンしたと発表した。

ロボット:斗山(ドゥーサン)ロボティクス 
※日本では住友商事マシネックスが代理店
場所:韓国:インチョン(仁川)市松島新都市に位置する15坪規模の「キョチョンチキン松島8工区店」

8.揚げ物など

MiFood Robot

会社名:MiFood Robot
場所:スペイン

9.自動化店舗

Robotic Chef Serves Up Meals At Naperville Food Court
イリノイ州ネイパービルのモール・オブ・インディアのフードコートでは、全自動ロボットシェフがさまざまな料理を提供しています。

2021/11/25

社名:Nala Robotics社
場所:アメリカ・イリノイ州ネイパービル 776 South Route 59にあるMall of Indiaのフードコートで営業を開始
その他:今のところ、このロボットは2つのレストランの料理を作っています。手羽先やフライドチキンの「One Mean Chicken」と、南インドの朝食レストラン「Surya Tiffins」です。 来週には、タイ料理のレストラン「Thai76」がオープンする予定です。

中国のAI食堂

2021年8月29日@上海

上海の住宅街にあるロボット食堂。
お店の面積は130平米で、1日350-400食(1食350-400円ほど)。←薄利多売
投資総額3000万円+、一日3食運営でスタッフ3-4名配置。1.5年でペイするそうです。
※1、長寧区は上海の中心部に位置する地域です。東京の目黒区や渋谷区に相当します。現地の住民が多く、高齢化が進んでいます。
※2、スタッフの仕事は主にテーブルの片付けです。中国ではマックやKFC以外のレストランで使用済みの食器を自分で返却する習慣がありません。

場所:中国・上海

ロボットで目指す調理場オートメーション ラトビア

2021年8月16日

パスタのオーダーが入ると、ロボットアームが素早く始動する。ラトビアの首都リガにあるレストラン「ロボイーツ(Roboeatz)」では、ロボットの旋回開始5分後に熱々の料理が出てくる。

ロボット名:レストラン「ロボイーツ(Roboeatz)」
場所:ラトビア 首都リガ

Dexai Robotics、ロボット副料理長「Alfred」の販売開始に向けた資金調達ラウンド

March 05, 2020

サラダを作るロボットのように見えます。
アイスクリーム、寿司用マグロ、ピコデガロなど、変形しやすい素材を初めてロボットが制御できるようにする画期的なソフトウェアの革新につながりました。

会社名:Dexai Robotics
場所:アメリカ・マサチューセッツ州ボストンエリア グレーター
その他創業者のAnthony TayounとDavid Johnsonが、ケンブリッジの研究機関Draper Laboratoryからスピンアウトし、Dexaiを設立。ハーバード大学iLabに参加し、グリーンタウン・ラボにオフィスを構える。

サンフランシスコに拠点を置くChef Robotics

May 14, 2021

まだロボットを披露する準備ができていない

会社名:Chef Robotics
場所:アメリカ・サンフランシスコ

食品ロボットのスタートアップであるKarakuriは、食事を作るための最初の自動食堂、「DK-One」ロボットを発表した。

December 3, 2020

Karakuriのロボットシステムは、当初、朝食用のボウルを作るために設計されました。

会社名:Karakuri
場所:イギリス・ロンドン

10.ラーメン

中国のラーメンロボット(場所も名前も分からない)

11.皿洗い

A Day in the Life of a Dishcraft Dish

September 14, 2021

動画もありますので、上記のURLよりチェックしてください。

私たちは、企業向け食器洗浄機の配送サービスに加え、再利用可能なコンテナサービスも提供し、商品ラインナップを拡大しました。リユースコンテナサービスは、当社のサービスミックスに加わり、非常に好評を博しています。

社名:ディッシュクラフト
ロボット名:ディッシュクラフト
場所:アメリカ サンフランシスコ

10.家庭用調理ロボット

ダヴィンチ・キッチン

2020/01/23

言葉が読めませんが、おそらくドイツのロボット会社です。

会社名:ダヴィンチ・キッチン
場所:ドイツ

最後は皆大好き、Moley Roboticsです。

最新の情報は2点です。
1.2021年内に1台3,500万円程度で販売開始(2021年終わってしまいました)
※NHK 所さん大変ですよ!「ピンチに登場!ロボット」でのインタビューより。放送日: 2021年10月21日
2.クラウドファンディングで、鍋などの調理機器を販売していました。

アラブの王様に買ってもらうために、デザインが高級感があって、かっこよくなりました。

100人のエンジニア、30人のキッチンデザイナーが協業し、5年をかけて開発された。関連特許は70にのぼる。

これは、衝撃ですね。

会社名:モーレイ・ロボティクス(Moley Robotics)
場所:イギリス



さて、今回の世界の調理ロボットまとめ(2021)はいかがだったでしょうか?また来年の2022年には新しい調理ロボットの会社が沢山出てきてくれると思います。日本の調理ロボットのトップランナーであるコネクテッドロボティクスでのお仕事に興味がある方は、ぜひ下記よりご応募ください。

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