ルイ・ヴィトンが卒業した大学に。
マークさんとルイ・ヴィトン
ある日ルームメイトのEvaが雑誌の1ページを僕に読む様にと突きつけてきた。そこには元ルイ・ヴィトンのデザイナー、マーク・ジェイコブスのインタビューが載ってた。「このくらい読めるでしょ」といわれ、英語で書いてある文章を読むことにした。
彼女は記事を渡すや否やささっといつもどおり出かけて行った。
いつもみんな朝は慌ただしく出かけていく。 そして僕は一人になる。
朝の音が窓から聞こえてきて、未来が見えないと同時に僕は自由な身であることを認識する。
1ページだけなのにやたらと時間がかかった。
でも結局何が書いてあるのかよくわからなかったが。どうやら彼はパーソンズという大学出身でルイ・ヴィトンの主任デザイナーということが書かれてあるようだった。
名前は聞いたことがあるが良く知らなかった。
Evaは僕がParsonsの話をしたので、読んでいた雑誌で見つけたのだろう。またなんとも親切な女の子だ。
「パーソンズ(Parsons)はアメリカ一の大学みたい。知ってる?」
とルームメイトに聞いたけど、だれ一人知らない。
あれ?嘘でもつかれたのかな?
とおもって首を傾げたが、ただ皆が音楽ばたなだけで、知らないだけだった。
そこでパーソンズとは何ぞやといろいろな人に聞いたら。
ファッションは強いらしいね。という情報を得た。
誰から訊いたか忘れたけれど。ロードアイランド州にある大学もファッションが2,3番手くらいに良いという情報を手に入れた。どこにあるのかわからないけど、見学できたらなぁと思った。
ともかくマークというデザイナーはパーソンズを出て、最高峰のルイ・ヴィトンの主任デザイナーになったわけだ。
だからパーソンズがアメリカNO1の美術大学であることは間違いではなさそうだった。
パーソンズという大学に凄くいきたくなった。
でもまだイギリスに行ってみたいという気持ちがこころの中に残っていた。
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