起きたら虫になっていた
「彼ら」ではなくて「私達」になろう
あなたが見ている現実は嘘の現実「実幻想」
カフカの「変身」を知っていますか?
ある日起きたら自分が虫になっていた話です。
薄い本なので一日で読めます。
是非読んでみてください。
ずいぶん昔に書かれた本ですが、現代に通じるものがあります。いま僕らが抱えてい大きな問題と深く関係しています。
朝起きるときに、いろいろ嫌な事を考えるものです、仕事に行かなくてはいけない、光熱費を払わなくてはいけない、友達と会わないといけないなどなど嫌な事。
ところが自分が虫になったらどうか?
その不安が一気になくなる。なぜならあなたは人の社会に生きる必要がなくなるからだ。
これは現実逃避のはなしではない。
僕が言っている
「現実とはじゃあなんなのですか?」
という事の問いだ。
僕も同感するカフカの言葉があります。
「人は現実に生きているふりをして現実を生きている」
これは要するに、僕らは嘘っぱちの現実に生きていて、それを現実だと思ってる。
以前から僕が話していることと一緒だと僕は思う。
目の前にある真の現実。それは真理、真実とも言えようか。
それを見ずに、自分を誤魔化して、生きようとする彼ら。
私たちは「彼ら」になってはいけない。
こっち側の「私達」になろう。
あなたのまわりに何人恐怖によって仕事をしている人がいるか? あなたのまわりに何人恐怖によって家庭をつくっているひとがいるか?
どうだろう?
現実は甘くないということについて。続く。
Artwork by Satoshi Dáte
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