NYのインド
初めてイエローキャブに乗る
住所がわかるといよいよホステルに向かう。 電車もバスも地下鉄も使い方がわからない。
とにかく日も落ちてきたし、早めに着いた方が良いと思ってタクシーを使う
すかさず、恐怖も感じず。イエローキャブに乗った
考えてみればタクシーを使うほうが危険なようにも思える。
そこに現れたのはターバンをしたインド人の運転手。
運転手は選べるものなのか?タクシーに乗ろうとして、
すみませんあなたの人相が悪いのでとか、
英語が喋れなそうだとか、
インドに連れていかれそうだからとか、
そういった偏見で選んではいけないのだろうか。
向こうは乗車拒否ができる。なんならこっちだって運転者拒否ができたっていい。
10秒のインタビューくらいさせてもらいたい。
「将来の夢は?」
「休日は何してる?」
とか
1秒の間でぼくは少し固まった。 クルマの中はインドの世界が繰り広げられていたからだ。
中に入ると僕は一度もいったことの無いインドにいた。
誰だかわかんない肖像画が目の前にある。偉い人なのかお坊さんなのかわからない。
キラキラしたアクセサリーが至る所にぶら下がっていた。 車が揺れるたびに右と左と奥に手前にとぐらりぐらりと動くわけのわからん、いろんな飾り物。 これもまたお客さんへのエンターテイメントなのだろうか?
そしてもちろん音楽もインド人の音楽である。
インドの曲ではないけどマンハッタンの光景がみえるミュージッククリップを
https://youtu.be/ybjpIt9oPuo
(今の CAT Power ちょっとこんな風になって残念に思う。色々あったんだろうなと思う。なぜこの短髪なのか。昔の挑発で暗い感じが僕は好きだ。 )
ニューヨークに来てインドに行けるとは思わなかった。
インドの音楽にいい加減に飽きたところで
「着いたよ」
とおじさんがいう。
着いたところは随分マンハッタンの北のほうである。
チップを渡して僕はお礼を言ってホステルに入る。
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