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自分が悪い大合戦

「僕が全部悪いんですよ」
これが口癖といっても過言ではない。
思えば父親も、祖母もよく言っていたな。
そしてこれが行使される時、大抵口論や話し合いに結末がつきかけた時だ。
これを言わなければ話はすんなり終わるはずなのに、火に油を注ぐというか、
最後の捨て台詞めいたことを言おうとしてしまう"血"なのかもしれない。
父と祖母は知らないけど、少なくとも僕は、
最後に罪悪感を与えてやろうとか、
罪をかぶることで善人になろうとかいう魂胆は無いつもりでいるし、言っている時は本気でそう思っている。
「そんなことない」とか「〇〇だから違うでしょ」と罪を被れなくなると、もはや一点張りである(最悪である!)。
でも友達が同じことをやると「は?何言ってんの?」と、自らは棚上げなのである(さらに最悪である!!)。

止められないこの自尊心下げ下げゲームに終わりは来るのだろうか。
23年間も生きてて半分くらいを費やしてるんだからいい加減飽きなさいよと思うんだけど、
これがなかなか抜けられないようだ。

こうやって俯瞰して見てみると爆笑するくらい下らないのに、自分が全部悪いと思い込むともう止まらない。
やっと自分が目の前の出来事にしかフォーカスできないアホだということは自覚し始めたけど、こればっかりはまだまだ止まらない。

上手くいかない自分に心底腹が立つし、
処理ができない感情を親しい人にぶつけまくり嫌われるという現象をあと何回体験すれば僕はこのバカアホな自分と決別できるのだろうか。

計り知れない無能さを叩き直すためには努力と思慮深さが必要になってくるんだろうが、
それ一体どこで売ってるんですか?!
購入の際はショッピングローンは使用可能ですか?!?!?!

とにかく困っている。
自分にここまで手を焼くなんて信じられない。
もう世間的には成熟した人間で、
幾度となく道徳の授業で100点満点をもらったこの僕が、
なぜ担任の先生をいじめ倒していた奴らより上手く生きられないのだろう!!!!!
自分が己に要求していた
気高さ、美しさ、聡明さは、
どうしたら手に入るんだろう!!!

ここまできたらもうブチギレである。

愚痴の言う時の饒舌さと、
人に謝る時の拙さの差にはうんざりだ。

とにかく変わりたい。
良い人間になりたい。
周りの優しさにもたれにもたれた結果、
誰かに優しくすることはできても、
救済することは一切できてないのだ。
むしろ誰かの心に致命的な傷を残し、
直近の生活を荒らしていくのだ。
物理攻撃だったら僕は懲役5年くらいは食らっているだろうなあ。

とにかく自罰的と他罰的を繰り返しては
苦しくなっている。
抜け出したいな、この生活から。

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