見出し画像

好事魔多し

脱税かぁ、、、
ヘルスケア(広義の意味)で急成長してた企業だったため残念です。
メディアハーツ社は青汁のほか化粧品も販売していますが、当社とは取り引きがありませんし、三崎さんとの面識も私はありません。だから、三崎さんがどのような信念やスタンス、考え方を持つ経営者であるのか全く分かりません。ですし、脱税についてもまだ”疑いがある”って段階ですので、三崎さんに関する私の感情は”擁護も非難もない中立”であるため何のコメントもありません。
ただ、ここまで頑張って会社を大きくした(つまり多くの価値を世に提供した)のですから、ぜひ再起してほしいなぁと願うのみです。

10年くらい前だったかな

当時の当社にとっては中規模にあたる取引先(S社)が「脱税」で起訴される、という事件があった事を思い出しました。脱税容疑を私たちは報道で知ったんですけど、まずは社長が容疑者として逮捕され(今の三崎さんはこの段階)、そののち社長自身が起訴事実を認めて刑が確定。容疑者から被告になりました。これも報道で知ります。

容疑者の段階では何のアクションも起こさなかった当社ですが、刑が確定した知らせを受けて、私はS社の社長に面談を申し入れました。面談の目的は、この事件の真相はどうだったのか(どっからどう見ても脱税?それとも当局との見解相違?)、そしてもし脱税を自覚していたならば社長はどのような意思でその行為を起こしたのか、この辺りを聞かせてもらう事です。

S社社長から聞かされた内容は私利に満ち、犯罪と分かったうえで行なったと。そして語る様子に反省を感じる事はできませんでした(反省していないとも発言していましたし)。それを聞きとても残念な気持ちになり、断腸の想いではありましたが「いま受注処理をしている分をもって、S社との取り引きを一切やめさせてもらいます」とお伝えしました。

おい!契約違反だろ!

と、怒り出す社長。
一方的かつ即時の契約解除は、確かに契約違反です。分かっています。違約金を請求するって? はい、もちろん構いません。当社にとって中規模の取引先ですから、売上げが無くなるのも痛いし、違約金を支払うのも痛い話です。でも、嫌なんで取り引きしたくないんです

まず、決められたルールを守らないでビジネスやる事(人)が嫌です。ルールを守らないならビジネスに参加する権利ないですから。
しかも、納税は『国民の三大義務』のひとつです。こんな根底となる義務すら全うしない姿勢の悪い会社に、当社社員たちが頑張って作った製品を預けられないです。自分たちの製品を、汚い手で触ってほしくないです

S社から請求された違約金は、後の話し合いで「不要」となったため支払いを免れました。しかし、S社との取り引きはあの日を境に一切無くなりまして。。まあ、こちらから伝えた事ですけどね。当然ながら当期の売上げは激減、覚悟はしていましたが決算では赤字に転落しました。仕方ないです。

それにしてもメディアハーツ社は、この2年で驚異的な急成長を遂げたんですね。2007年設立から12年かけて、今の年商130億円まで着々とステップアップしてきたと勝手に思っていたんですけど、この2年の急成長だったんですね。ここまで短期で急成長すると、税務よりももっと他に重大なコンプライアンス違反(コンプライアンスが追い付かない問題)を抱えてしまいがち。三崎さんは共通の友人が何人もいるので、叩かれて埃が出ない(そもそも埃が無い)ことを願いつつ、冒頭にも書きましたが再起を願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?