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あなたはどれ? 勉強法で分類する4つの学習タイプ

学習の仕方は人によって異なり、4つの学習スタイルに分類されます。

具体的には、

視覚的学習スタイル

聴覚的学習スタイル

運動感覚的学習スタイル

読み書きによる学習スタイル


があります。この4つの学習スタイルは主に教育現場で言及されていますが、仕事の世界でも同じように重要です。

ここでは、学習スタイルの違いと自分の学習スタイルを理解することで、生産性を最大限に高める方法をご紹介します。

視覚的学習スタイル

視覚的に学習する人は、図やイラスト、地図、チャート、その他のグラフィックを通した方が情報を良く把握できます。

文章を読むと細部まで覚えるのに苦労しますが、同じ情報が含まれる図表を見ると記憶に残るようなら、この学習スタイルかもしれません。

同僚から送られてくる仕事のフォーマットは必ずしもコントロールできませんが、自分にとって意味のある視覚的デザインに変換する方法を作ることはできます。また、自分自身のタスクへのアプローチを変えることもできます。

一週間の計画を立てるときには、カレンダーの予定を色分けするとよいでしょう。色分けすることで、どのようなタイプのタスクがあるのか一目で把握できるので、視覚的学習者におすすめです。

「会議」などのカテゴリーを選択して、それに関連付ける色を選びましょう。OutlookやGoogle Calendarsでは、こういうものを好きなだけ作成できます。

あと、リストや一般的なプロジェクト計画ではなく、Miroのようなアプリケーションを使って図をデザインするのもおすすめです。Miroには多くのテンプレートが用意されているので、それを使って作業することもできますし、白紙のボードを使ってゼロから始めることもできます。

聴覚的学習スタイル

指示を聞いたり会議で話しているときに、より多くのことを記憶する人は、聴覚的学習者かもしれません。

日々の仕事でも、メールでなく電話を利用するなど、音や音声を活用すると、アイデアを把握する速度が速くなります。

多くのMicrosoftのアプリケーションには、画面上のテキストを自動音声に変換する「読み上げオプション」があります。Outlookでは、メールを選択して、ツールバーの「読み上げ」オプションをクリックするだけです。

Microsoft Wordでこれと同じことをするには、テキストをハイライトし、「レビュー」タブを開き、そこにある「読み上げ」オプションをクリックします。また、Wordのディクテーション機能を使って、自分の音声をテキストにすることもできます。

また、テキストを音声に変換するアプリケーションも多数あるため、テキストを多用するタスクをより管理しやすい音声に変換できます。特定のアプリケーションにその機能が備わっていない場合、これは便利です。

作業中に音楽を聴くことも、聴覚的学習者の助けになることがわかっています。特に、連続した楽器演奏は効果が大きいようです。集中力を高め、気が散る他の音を遮断するからです。

運動感覚的学習スタイル

この学習スタイルでは、情報を受動的に受け取るだけでは不十分です。積極的にスキルを実践し、個人的な体験をすることが好まれます。

特にオフィスで働いている場合は、仕事に触覚を取り入れることは難しいかもしれませんが、現代の多くのテクノロジーはこれを容易にしています。実際に手を動かしたり、触ったりすることを好む人は、運動感覚的学習者である可能性があるでしょう。

ホワイトボードは、自分がしている作業を物理的に操作することができ、その作業に参加することができるので、このタイプに適しています。

会議中、プロジェクトを計画しているとき、他人にアイデアを伝えるときなどに、ホワイトボードを選ぶことがおすすめです。ホワイトボードのアプリケーションは、Miro、Zoomのホワイトボード機能、Microsoft Whiteboardなど、さまざまあります。

さらに、多くのデジタル機器に搭載されているタッチスクリーンを利用するのもいいでしょう。タッチスクリーンのオプションがあるPC、タブレット、スマホなどですね。これにより、マウスやカーソルを使うという「中間者」を排除し、画面上の作業と直接つながることができます。

タスクに参加したり、一般的に体を動かしたりすることは、運動感覚的学習者には最適な方法であり、集中力や生産性のギャップを埋めることができます。

読み書きによる学習するスタイル

読み書きにより学習するスタイルの人は、職場の優れた記録係です。

自分の仕事を言葉で表現することが好きな人には、このアプローチが最適です。オフィス環境では読み書きのスタイルが自然に取り入れられていますが、他の環境でも少し調整すれば自分の潜在能力を発揮することができます。

会議で話し合ったことをすべて書き留めようとすると大変ですし、目の前で起こっていることから注意がそれてしまいがちです。

文字起こしアプリを使えば、会議中でも会話に参加したり、後でメモを確認したりすることができます。

また、Microsoft Teams、Google Meet、Cisco Webexにも統合することができます。

同僚とのコミュニケーションには、Microsoft TeamsやSlackやその他のチャンネルベースのメッセージングプラットフォームにあるようなチャット機能を利用するのもよいでしょう。

また、チームが自分に対して発言したことを文字で読めますし、自分の返答をタイプできるという利点もあります。

職場でこうしたプラットフォームが利用されていない場合は、電話に出る代わりに、LINEのようなテキストメッセージングアプリやメールを利用しましょう。そうすれば、相手も同じプラットフォームを使って返事をしてくれますし、こちらも自分の返事を考える余裕ができます。

自分に適した学習スタイルを把握する

ここまで4つの学習スタイルについて説明してきました。読者の皆さんは、自分がどのスタイルを好むかすでにわかっているかもしれません。

はっきりわからない場合は、それぞれのスタイルのコツを試してみて、自分に一番適した方法を見つけてみましょう。もしかしたら、複数のスタイルに当てはまるかもしれません。

その場合は、それらを組み合わせて仕事に取り入れてください。

周りの人と同じことをしようとして、何となくやり過ごすのではなく、自分の脳がどのように情報を受け取るか理解すれば、生産性を最適化することができますし、他のテクニックも発見できるかもしれません。


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