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楽天証券の記事で、NISA口座で買える米国株初心者向け銘柄として推奨。ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は本当に初心者におすすめか?【米国株長期投資】

楽天証券の記事(*1)で、NISA口座で買える米国株初心者向け銘柄として5つ銘柄が紹介されています。その5つとは、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT),ビザ(V)、エヌビディア(NVDA)、そして今回紹介する、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)になります。私見ですが、この5つの中で、現時点で初心者に一番のおすすめは、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)かなと思います。


ジョンソン・エンド・ジョンソン「JNJ」株価・四半期EPSチャート
ジョンソン・エンド・ジョンソン「JNJ」株価・四半期EPS推移チャート

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が初心者におすすめな理由は、
1.業績が安定している。
2.割高感が少ない(PER21.9倍・2021年12月時点)
3.高配当
4.リセッションにつよい。ヘルスセクター銘柄である。

特に、高配当だというのは、初心者におすすめしたい大きな理由です。
今後さらに株価が下げたとしても、配当がでている分には、しばらく塩津けにしても、配当がでるありがたさがあります。数年後に同じ価格に戻した時に売却しても、配当分だけ得したことになりますので、負けずらい投資になります。
 
一方、他のおすすめ銘柄として挙げられている、エヌビディア「NVDA」は、初心者むけとはいいがたいと思います。確かに、GPUという我々日本の消費者にとってもなじみのある製品を開発しているところは、いいかもしれません。しかし、株式投資の観点からは、価格がさげたといっても、まだまだ、割高感がある(高PER)ので、今後の利上げ、QT局面でさらなる下げがあった場合に、的確に損切りするか、ガチホする場合には同社の将来性を確信し、辛抱強く持ち続ける必要がある為です。
参考記事:暴落してもまだ高い? しかし、メタバースの未来はエヌビディア「NVDA」と、〇〇社とともにある。【米国株長期投資】

また、株価があがったら、あがったで、急激な上げ相場となった場合の売り時も難しいです。「あの時に売っておけばよかった」等と考えて、余計なメンタルを消費します。

さて、高配当について、もう少し深堀してきましょう。
同社は配当銘柄として有名で、連続増配を58年以上にわたって実施しています。

米国では、S&P500配当貴族指数というものがあります。
1.25年以上連続で増配している銘柄が対象。
2.時価総額30億米ドル以上
3.各銘柄のウェイトは均等投資、幅広い業種に分散。

当然、ジョンソン・エンド・ジョンソンも、配当貴族の構成銘柄となっています。

同社の、ここ5年間の配当履歴を見てみましょう。

ジョンソン・エンド・ジョンソン「JNJ」配当データ

配当性向が高いのは若干気になりますが、配当利回りが2%台中盤で安定しているところがよいですね。このあたりが米国株初心者におすすめできる理由です。

個別銘柄としての購入、あるいは、バフェット太郎さんおすすめの、バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)あたりを購入するのもよいかと思います。

ジョンソン・エンド・ジョンソン「JNJ」株価・四半期EPSチャート
https://www.tenq.cc/stocks/JNJ   
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*1)楽天証券の記事
NISA口座で買える米国株5選!米国株初心者が買うならコレ!
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/35994?page=4

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