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Basketball Diary Ep.01 『我慢』と『発散』

2013年3月、チームを連れてアメリカのボストンへ遠征しました。
お世話になったアカデミーのプレーヤーはコミットしてプレーしていました。コーチングスタッフのアティテュードはとてもポジティブでした。ボストン・セルティックスのホームゲームでファンがエキサイトしていました。バスケットボールに関わる人たちの内面から、何かが発散されていくような印象でした。
自分の指導するバスケットボールを省みると、選手の様子はどこか懐疑的、自分の指導はいつも否定的、試合の見方はなぜか批判的でした。自分の周囲でバスケットボールに関わる人たちは、それを楽しむということを忘れ、いつも何かを我慢しながら取り組んでいるような、そんな感覚に陥りました。指導者としての自分が恥ずかしくさえ感じられました。
このように、スポーツ文化の違いを突きつけられてからは、バスケットボールをプレーすること、コーチとしてチームに携わることの本質についてよく考えるようになりました。『我慢』と『発散』の両極に対し、自身のフィロソフィーをどこに定めたら良いのか、自分なりの考えを導き出すことが大切だと思います。

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