#115 読書録 氷点(上) を読んで、誰かと熱くと語りたくなった話
今日は、氷点(上)を読み終わったので色々感じたことを読書録として残しておきます。ただし、内容については極力触れません。
自分の琴線にふれた内容や描写などについて断片的に後で自分で振り返る為に残しておくので誰の参考にもならないことは間違いないです笑
ただし、いい感じに疲労がたまり、明日からも色々仕事が押し寄せてくることがわかっているのに、寝不足を覚悟で今すぐにでも下巻を読み進めたい衝動に駆られています。
それほどに没入させられます。この本に出合えて良かった。
そして、まだ下巻が残っている幸せをかみしめられている事にも感謝。
前置きが長くなりましたが、氷点(上)を手に取ったことが無い方はこちら(アフィリではありません)
ここからは、色々感じたことをメモ的に残しておきます。ちょっとでもネタバレ的な事が嫌な人はこれ以上進まなことをおススメします。
上巻全体的な感想
人の心の移り替わりが、幾重にも重なって動いていくさまが、一つ一つ丁寧に描写されていて、この世界に引き込まれる力が圧倒的です。
この時代の予備知識がほんの少ししかない自分でも、その当時の絵が鮮明に浮かびます。
そして、常に不安定な時間の流れ、凍り付くような時間が描かれていたり感覚が狂わされるようにも感じました。
まったく間延びすることなく本当に最初から最後まで楽しめた時間になりました。
ただ、ちょっと人のことを信用できなくなりそうです。
そんな浅い感想で締めたいと思います。
これだけはやめて欲しかった
これだけはやめて欲しかったな事として、残しておきたいことがあります。
それは、小説を裏返した所にあらすじが書かれている事です。百歩譲ってあらすじの存在はOKとしても、その踏み込み方がかなりコアな部分にまで届いてしまっているのです。
ここ、読んでしまうと、ストーリーとして大事なコトが書かれていることが一目瞭然!!
いや、もったいない。読者体験をあげることにつながってないなーと。
この本に書かれている事が要約としてわかる事が価値につながるビジネス書ならばいざ知らず、氷点の様な展開にこのあらすじ文はいらないかと。
普段、みたままのモノをありのままに受け止めてリアクションをすることを良しとしないという教えを叩き込まれているので、きっとこのあらすじがここに書かれている意味があるはず。と深読み。
それって何なんだろ?と考えていましたが、やっぱり意味が分かりませんでした。
まー一般的にはこのあらすじを読んで、気になる内容であれば顧客に手に取ってもらい購入につなげる。その狙いはわからなくもないが、三浦綾子の小説にそれはちょっともったいないなーと感じました。(まだ、塩狩峠、氷点(上)の2冊しか読んでいないミーハーですが)
という事を感じたままを書き残しておきます。誰の参考にもなりませんね。
まとめ
自分では、この本の良さを表現する、ヒトに魅力を伝える言葉を持っていないとなる圧倒的な深さのある本です。
もし、まだ手にとっていない方がいたら、騙されたと思って手に取ってほしいです。
金額で比較できるものではありませんが、700円ちょっとでこれだけ不快物語に没入できる体験ができる事を考えたらどれだけコスパが良いの?とビックリしてしまいます。
明日からも下巻と中動態の世界を同時並行にすすめるという楽しい読書時間を満喫したいと思います!!
それと、だれか下巻まで読み終わったら、この本についてお話できる人がいれば声をかけてください。
めちゃくちゃ語りたいです
ではでは
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