#162 読書録 きみのお金は誰のためを読んで
こんにちは!けーたです。
今日は連日の戦争モノの読書で心が疲れていたので、本屋さんのビジネス書コーナーで目に止まった「きみのお金は誰のため」の読書メモを投稿いたします。
心を抉られはしたものの、引き込まれた「同志少女よ敵を撃て」の読書メモはこちら。
今日の本題のリンクはこちら
この本を通しての全体感
「きみのお金は誰のため」っていうタイトルから、誰向けに書かれている本なのか?気になります。
もしビジネス書欄になかったらきっとこの表紙の絵と、タイトルでは自分は手に取っていなかったと思います。
主人公は中学生2年生の男の子と「お金の向こう研究所」の所長と、投資銀行社員の若手女性の組み合わせ。
その三人の会話でテンポよく話が進んで行きます。
嫌われる勇気の展開と同じ雰囲気を感じ取る事ができました。あの流れが心地よく感じる人には是非是非オススメです。
自分でこの本の主張する事に問いが立ったり、新たな問いをもらうという類の本ではなく、あくまで主人公たちの会話を少し遠巻きに参加しながら一緒に勉強していく感じです。
この本の良い所は、中学生2年生の男の子が主人公なので問いが純粋ストレート。大人になってからはそこまで根本的な問いを立てられない!って感じなものばかりです。答えられそうでスパッと答えられません。
表層的な理解で本質の部分に届いていない自分に出会いなおせます笑
どんな人におススメ?
「おカネって何のためにあるの?」ってピュアな問いに、モノを買う為だよ的なお金がある生活が当たりの社会生活においての使い道に対する答えがぱっと浮かんでくる方におススメかな?と思います。
あたまに刻みこんでおきたいフレーズ達
お金で解決できる問題は存在せぇへん
ここで大事なことは、お金を使える環境は、お金を受け取る人がいてこそ。ってことです。
言われてしまえば当たり前なのですが、この構造に思いを巡らせることができないのです。不思議ですね。
無人島にお金を持っていきますか?って言われると、そうですよね。持ってきませんよねってなります。具体例は重要(笑)
目の前に見えている構造をそのまま受け取らない!と言う恩師の声が久々に聞こえてきました笑
問題はあるけど、悪者は存在しない
結構いい言葉だな。って思ったのはこれ。
予期せぬ悪い結果を生み出してしまう構造の悪さに焦点を当てて改善をする。大事なことは人のせいにしない。人のせいにして問題を収束させない。
構造に主眼を置く目的は、問題の真因を人のせいにして結局対策をしないで放っておくことを避ける。
そんなことを考えていたのですが、構造に対する考え方も抽象度をあげすぎると結局真因対策にならずに、野党からワーワー騒いでいるだけになってしまうのだなと、抽象度のチューニングが重要ということに気づかされました。
家庭の借金と国の借金には大きな違いがあるのや
これは、ちょっとまだ理解しきれていなくモヤモヤとしているので残しておきます。ver1.1として自分の理解を書き足します。もしこの本を読んだ人がいて、理解されている人がいたら是非是非コメントで教えて欲しいです。
自分も自分の言葉で説明できるように何度もこの本を読み返しますが、、、
まとめ
本質的な問いが多めではあり、所長の問いが来たら本を閉じて自分の答えを出してみる。そして自分の答えを出したら進む。
この本はそんな使い方をしたら、学びがすごく深くなると確信しています。自分はサラサラと読み進めてしまいましたが。
しっかりとそういう使い方で、学びを自分の中に定着させるための、自分が思うおすすめなこの本の使い方を提案します。
それは、この本の所長の問いをクイズ形式で家族や職場の人と話をして理解を深めるっていうこと。
そんな時間を周りの人と持ちたいという人にはオススメです。
ということで、自分の読書メモが誰かの選書の参考になれば幸いです。
ではでは
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