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#215 ゲームを使った職場運営、コミュニケーションワークショップ@マネジメント3.0の振り返り

こんにちは!けーたです。

今日は自組織のマネジメント以上が集まって2時間ほど「職場運営、コミュニケーションの質をあげる」狙いのもとゲームを使ったワークショップを行った内容を振り返ります。


<マネジメント3.0とは>

自分もそうでしたが、マネジメント3.0ってなに?今の最新は3.0なんだ!と思いました。と同時に1.0、2.0って何なんだっけ?と思いますよね。

同じ疑問が浮かんだ方は、下記に詳しく記載されているので、覗いてみてください。

Mangement 3.0とは従業員を幸せにするためにオランダ出身のヨーガン アペロ(Jurgen Appelo)の世界80ヶ国で展開している新しいイノベーションとリーダーシップそしてマネジメント運動です。

リーダーシップの定義をあらため、マネジメントをグループの責任とします。自己組織化により高い内発的動機付けが可能になり、従業員の満足度が向上します。Management3.0は、従業員の満足と組織目標を同時に達成するもっとも効率の良い方法とされています。これはフレームワークや方法論や具体的な活動で定義されるものではなく、組織システムについてのひとつの見方であり、「正しいことをしている」状態とされます。

ちなみに、マネジメント1.0、2.0は下記のように定義されています。

Management1.0
 ートップダウン式で少数の人が権限を持っているタイプの組織運営方法

Management2.0
 ー1.0 という古いシステムに作業効率と従業員のモチベーションを上げる為の活動を単純に追加した状態。正しいことを間違った方法でやっている状態と定義されています。

上記の前提をファシリテーターにシェアしてもらいながらツールを使ったワークショップに進んでいきました。

*18時00~スタートしているので、机にはお菓子や飲みものを各自用意してリラックスした雰囲気で行っていたことも付け加えておきます。

<使ったツールの紹介>

・パーソナルマップ

パーソナルマップ(Personal Maps)は、Management 3.0のプラクティスの一つで、チームメンバー間の理解と信頼を深めるためのツールです。

個々のメンバーの興味、価値観、バックグラウンドなどを視覚的に表現するマップを作成することにより、メンバー同士のコミュニケーションを促進し、より効果的な協力体制を築くことを目的としています

これの何が良いって自分の言葉で表現すると、

1、読むスピードが話をするスピードより圧倒的に早い為、参加者がパーソナルマップをみて、共通点や質問を先回りして見つけてくれる

2、参加者が気になった項目について質問する形式なので自己紹介がインタラクションになって印象に残りやすい

この2つがメチャクチャ大きいメリットと感じました。デメリットは正直なく、これまで通りの自己紹介をする事がデメリットだなと気づきました。

・ムービングモチベーターズ

ムービングモチベーターズの目的は、チームメンバーが何に対してモチベーションを感じるかを理解し、それを共有することです。これにより、チームの相互理解が深まり、協力しやすくなります。また、個々のメンバーのモチベーションを向上させる方法を見つける手助けにもなります

今回やったワークショップの中では、この中からモチベーションに影響するTOP3を選び、なぜそれなのかを周りに共有しました。

・好奇心:調査したり、考えたりしたいことが沢山ある
・名誉:わたし個人の価値が働き方に反映されていると嬉しい
・受容:わたしの周りの人がわたしのやっていることを認めてくれる
・熟達:わたしの仕事は難しいが、まだ能力の範囲内にある
・権力:わたしの周りに起きる事を自分で左右できる裁量がある
・自由:わたしは自分自身の仕事を責任で他人から独立している
・関係性:わたしは仕事で関わる人々と良好な社会的つながりを持っている
・秩序:安定した環境の為の十分な規則と方針がある
・ゴール:わたしの人生の目的が、私がしている仕事に反映されている
・地位:私の職位は優れていて、周りに働く人たちから認められている

ムービングモチベーターズ参照

注意点としては、モチベーションの順位は背景情報や前提によりコロコロ変わるものだから直感で選んでいいよってこと。悩まず進む。

ちなみに、自分は好奇心、自由、関係性がTOP3の項目として選びました。

自分のモチベーションを相手に共有する、そして相手のモチベーションに影響しているモノは何か?という問いを仕事の中で立てたことが無かったのでとにかく新鮮です。

なんとなくわかっているつもりでいる、周りの人の考え方を改めて言語化してもらう時間の確保は本当に重要だなと感じました。

結果としてガッツリ、バイアスがかかっている状況もありました笑

ちなみに、調べたり新しいことにチャレンジしていることにモチベーションが上がるタイプに考える私に、余地の全くないルーティーンワークを与えるとなると、モチベーションだだ下がりです。

こういうアンマッチをなくすのに有効だなと学べました。

・権限移譲ポーカー

これが面白いのは、「意思決定における気持ちよいレベルはなに?」というそれぞれのメンバーにおけるレベル感がわかる事です。

もう少し詳細に説明すると、カードがあり、そこにレベル1(トップダウンの意思決定)~レベル7(メンバーが決める)と権限委譲のレベル記載があります。

そして、お題が渡されて、そのテーブルに参加しているメンバーがこのお題に対しては、レベル〇の意思決定レベルが一番仕事をする上で気持ちいいという感覚を共有して調整するのです。

例えば、牛丼チェーン店における新商品開発を、開発リーダー、サブリーダー、一般にわかれてそれぞれの立場を演じて、気持ちよく仕事ができる意思決定レベルを机に出すのです。

この時、開発リーダーは新しく部署に来たばかり(という前提)であれば、メンバーに権限移譲を多くするレベル5ぐらいかもしれないし、ベテランメンバーはレべル2の意思決定権を欲しいと思うかもしれない。

そんな感じで、日常の意思決定にこの遊びをそのまま取り込むと面白いかもと感じました。

わたし「この仕事については、権限移譲のレベルいくつでいく?」
メンバー「では、レベル3で」

みたいな会話が流れるとすり合わせがかなり簡素化されて生産性があがるなと感じました。

<まとめ>

週休3日を実現しているオランダ等の会社は、組織造りをゲームを使いながら生産性高く行っており、ゲーミフィケーションを使うメリットを体感する事ができました。

一番初めに紹介したパーソナルマップは、次の日にまったく別の教育をしている場所に私が登壇者として使い、かなり効果を実感する事ができました。

やっぱり話すスピードより読むスピードの方が圧倒的に早く、パーソナルマップに対して質疑応答する方が深まるという事を実感できました。

今までのやり方を楽しくゲームで質と生産性を上げる。本当に学びの多いワークショップでした。

もし、組織運営で悩みやマンネリがある方は試してみてください。

ではでは

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