#247 日航123便墜落 圧力隔壁説を覆すの終章を読んで。事実は小説よりも奇なりなのかもと考えた話
こんにちは!けーたです。
今日は「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」の最終章をだいぶ時間が開きましたが読みましたので読書メモを投稿いたします。
〇どうしてこの本を手に取ったか?
この本を手に取った、入り口としては森永卓郎さん著の「書いてはいけない」を読んだことがきっかけです。
その時のnoteはこちらです。
この本は大きく3つの事を取りあげていました。
このなかで私は、山崎豊子さんが書かれた「沈まぬ太陽」を何度も何度も読んでいるぐらい惹かれているので、この本で取りあげられている自分の認識と全く異なる日航123墜落について書かれていたのが衝撃で芋づる式に今回の本にたどり着きました。
是非お時間を造っていただき、「書いてはいけない」→「日航123便墜落」の流れをフォローしてもらうと、一つの事象をクリティカルに考えるという大変よい機会になるのではないかと思っています。
〇どんな人におススメ?
自分は40代ですが、それでも日航123便墜落をリアルタイムで理解できていない世代です。
それを踏まえると、それより若い方が予備知識なくこの本を読み始めるのは読書体験を下げてしまう気がします。
その為、上記にも書いたように「書いてはいけない」森永卓郎著を読んでこちらの本に流入するパターン。
または、「沈まぬ太陽」の様な日航について取り上げている本を一冊読んで興味を持った時点で読まれる事をおススメいたします。
背後に存在するかもしれない、事件と国家の関係という構造をこの日本においてもこんなに身近にある可能性があることを知れるのでおススメです。
〇最終章と全体に対する感想
一番大きな学びは、メディアを通じて得られる情報をそのまま受け取ってしまっている自分という存在に気づけたことです。
メディアというと、自分の中ではTV報道をなんとなくさしているのです。
その為、本については何となくバイアスがかかっており、TVのよりもより自由闊達に書かれているという認知バイアスについても気づけました。
本が取り扱っている外の世界観を想像しながら読むことは今の私にはできないのだなと自己認知できました。
結果として、私がこれまで理解していた日航機墜落事件がまったく違う姿をして本書を通じてあらわれてそれをメタな視点でみる事ができました。
事実は何か?わかりません。ただ、これまでの墜落の推定原因(隔壁の修理ミスが墜落原因とされている説)以外の可能性が残されているという事が分かりました。
その為、私のまったく想像もしていなかった情報をたくさん学べたので、本を読み終わったら付箋の華が咲きました笑
具体的に最終章での一番の学びは何かというと、
自国の失態を隠す構造が、中国でおこった脱線事故を隠ぺいした構造と酷似していて、衝撃を受けた事です。
そして、不可解な現場の埋め立てと補助金。そんな事実を知れたことが大きいなという事がまずは学びです。
〇まとめ
私がこの本を読んだあとに気になったので自分で1次情報にあたるという行動まではむずびついていません。
一方で御巣鷹山の自己の被害者、関係者は年齢を重ねていき、もう少しで当事者がいなくなってしまうリスクを避ける為にもこの本の学びをそのままおかしいだろ!!と殴りこむのではなく、そんな状態も抱えたまま日々の生活を見てみると、違った風景が見えてくると思いました。
衝撃の作品だったので、インパクトとしては今年一番です!!!
という事で、誰かの選書の参考になれば幸いです。
ではでは
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