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NAISTに入学して半年が経ったので軽く振り返る(2023/3 - 2023/10)

これは何?

2023年春に奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)に入学した情報系の1学生が自身の振り返りを兼ねて約半年間(2023/3 - 2023/10)をどう過ごしたのか、備忘録としてまとめたものです。
NAISTの博士前期課程で情報系に入学した場合、割と似たり寄ったりな過ごし方になると思います。



3月 : 新生活準備とNLP2023

3月初旬の比較的早いタイミングで引っ越しを済ませていたので、ゆっくりと時間をかけて新生活に必要な道具類を買い漁っていました。学部の友人達との卒業旅行や3月中旬に開催された言語処理学会年次大会(NLP2023)、卒業式などのイベントが目白押しだったため、部屋作りが思うように進みませんでした。また、引っ越しに伴いゴミが多く発生してしまったため、不要になった段ボールや梱包材を業者の方に収集してもらえるように予め手配しておいたのは正解でした。また、大学院進学を機に、学部時代にバイトなどで貯めたお金で車を購入していたことで、ちょっとした買い物に行くのも気が楽で快適です。
生駒市は別に車がなくても生活できないわけではないですが、高低差が激しい道が多く、一定以上の荷物の運搬は一苦労なので、その不満をサクッと解決する策として有効だと思います。その分懐が痛みますが。
3月の終わり頃は、入学式後すぐにあるTOEICの対策や、サーベイ、家近くの街を散策していました。また、NAISTに実際に行ったことがなかったため、駐車場券の手続きのついでに校舎の雰囲気を見ていました。

4月 : 新生活とインターン先を検討

入学式を終え、同級生や先輩、先生方などの多くの方と知り合いました。
研究室の先輩方の中にNLP2023などで知り合った方が何人かいらっしゃったので、不安は特にありませんでした。入学とほぼ同時期にインターンの申し込みが始まり、どんな企業があって、何をやっているのか、インターンの内容は何があるのかなどを調べて、実際に応募もしました。私は今までにインターンの経験が一度もなかったのですが、研究インターンと開発インターン両方を経験して、自分に合うものを判断したいと考えていたため、それを念頭に置いてインターン先を探していました。

大学からMacbookが配布されましたが、個人的にMacは初めてだったので、操作を覚える所から始めて、特有の動作に慣れるところに時間を取られました。授業が始まり、大学院のシステムや研究室のミーティングなどの一週間の流れを掴んでいたら、本当に一瞬で1か月が過ぎ去りました。
また、先生からのご助言があり、簡易的なポートフォリオを作りました。

5月 : 授業、インターン、研究

GWはインターンの選考課題や授業のレポートに追われて部屋に籠っていて、気づけば終わっていました。情報系だと締め切りが速い企業はこの時期にインターンの応募申し込みのラッシュが来て、興味のある行きたい企業に何件か応募していました。

また、授業や研究室のリズムを何となく掴み始めて、休日に適当に息抜きをする時間を取れるようになりました。研究室の勉強会では、当たり前のように英語で質疑応答する場面に圧倒され、もっと英語力を鍛えねばと決意を新たにしました。

6月 : 授業、インターン、研究

5月に引き続きインターン関連と授業のレポートに追われながら、適当に休みを入れていました。
授業でかなり時間が取られかつ重要性の高い科目があり、研究室のメンバーで議論しながら何とか取り組んでいました。一人だと相当に厳しかったと思います。
また、上記事項に取り組むために大半の時間を割かざるをえなかったため、研究がほとんど進まず、不安がありました。ただし、先生もこちらの事情を把握されていて、無理のない範囲で進めましょう、といったありがたいお言葉を胸にサーベイや実験を行っていました。

7月 : やっと研究に時間が割ける

この時期になると授業が一旦落ち着き始め、さらにインターン先が決まったことで、研究室の勉強会や研究に割ける時間が少しずつ増えてきました。
私はNLP若手の会 第18回シンポジウム(YANS2023)に向けた実験とサーベイなどを進めており、7月中に最低限まで形に持っていけるように取り組んでいました。
また、この間にも友人と運動をしたり、ゲームや何も考えない時間を意識的に作っていました。友人や先輩、先生方に進路面での相談や、適当な雑談でしていたのも良い息抜きになっていました。

8月 : インターンとYANS2023

NAISTの他研究室の方々とのBBQや花火大会、研究室パーティなどで充実した時間を過ごしていました。地元に住む家族との予定もあったので、慌ただしい帰省をしながらも研究を進めていました。
また、中旬から(研究)インターンが始まり、平日の時間が取れなくなったため、朝と夜、休日を使いながら研究を進め、適宜運動やゲームなどをしていました。YANS2023で発表する内容は最低限できあがっていたものの、肝心のポスターを作っていなかったため、急いで作っていました。

9月 : インターンと研究少し

9月中旬までで1つ目の(研究)インターンが終わり、並行して研究を行っていました。翌週から2つ目の(開発)インターンが始まり、実際に東京のホテルから出社してインターン先でのタスクに取り組みました。東京での生活はイメージが全く持てなかったのですが、出社して色んな方と交流したり、関東に住む友人と出かけたりする中で、多少の雰囲気は掴めた気がします。

相変わらず朝と夜、休日を使いながら自分の研究を進めていましたが、全然思うように進捗が出ませんでした。また、自分の研究とは別のある作業にも取り組んでいた関係上、余計に研究が進みませんでした。インターンの合間を縫って先生にミーティングの時間を取っていただき、例のごとく、無理のない範囲で進めましょう、といったありがたいお言葉を胸に自分のキャパを踏まえた最低限の進捗で進めていました。


10月 : インターン、研究、授業

10月中旬までで2つ目の(開発)インターンが終わりました。どちらのインターンでも、充実した学びのある時間が過ごせました。
インターンが終わったことで、ようやく時間にゆとりが取れると思いきや、翌週から授業が始まりました。

今後の見通し

Xで知人が国際会議に通った報告のポストを眺めてHPを減らす日々が続きますが、あくまでも自分のペースで、学会への論文投稿・採択に向けて、何とか時間を捻出し、研究に取り組んでいきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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