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商売の鉄則

商売の鉄則で【三方良し】という考え方があります。

伊藤忠商事の企業理念にも掲げられています。

三方良しというのは、「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」ということで商売をする上で、その三つが良くないと正しい商売とは言えませんという内容です。

しかし僕が感じるのは、この資本主義社会で経済を発展させていく為にはやはり「人」の満足にばかりクローズアップさせていたが故に「もっと豊かに」「もっと便利に」を追い求めすぎ「環境」というものを保護していく観点が欠落していたのではないかと思います。

例えば森林がどれくらい減っているかと言うと

地球の陸地と海の割合は3:7と言われています。

更に、陸地と森林の割合は7:3と言われています。

なので森林というのは、地球全体に3割しかない陸地の中で更に3割しかないんです。

もともと60億㌶あった森林も現在では40億㌶になってるようです。

その背景としては先程も述べました資本主義経済の発展と人口増加です。

地球上の人口も200年前には10億人

100年前に20億人

現在は77億人。

長い人類の歴史の中のたった100年でこんなに増えているんです。

人口は産業革命後急速に増えています。

昔は病死や餓死で人口の増加が緩やかだったが、産業革命後人口爆発が起こりました。

理由は

•工業化により、工業生産が増大し貿易によって他地域の食料と交換できるため、地域の穀物産出能力に縛られることなく人口増大が可能となる。

・技術革新の進展で医療が発達すると同時に、医療サービスの生産量増大が可能となるため死亡率(特に子供の死亡率)が低下する。

・鉄道や蒸気船などにより物流効率が上がり穀物貿易のコストを低下させ、穀物貿易を促進する。
・化学肥料・農機の生産や、電力使用により穀物産出力が高まる。

しかし、それにより環境破壊が起き、現在のような温暖化などよ環境問題が起きるような状況になっています。

なので、僕は人口を減らしたほうがいいということを言いたい訳ではありません。

資本主義社会で経済活動の自由があるからと言ってなんでもしてきたツケが回って今このような環境問題にも直面しています。

1人1人の意識や会社の活動1つ1つを見直し、自分達の為にもこれからの地球で暮らしていく世代の為にも、少しでもいい環境を残していくことが今、我々のできることだと思っています。

僕たちの会社は【四方よし】という理念を掲げ、売り手も買い手も世間も環境も良くなるような基準で商売の行っていこうと考えてます。

小さい会社ですし、やれることはほんと微々たるもので力不足を感じざる得ませんが、何もやらなければ何も変わらないのでやれることからコツコツ急がば回れの精神で四方よしの経済活動を行っていきたいと思います。


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