見出し画像

心の生け垣

生け垣と塀

植栽によって作られた塀(へい)や垣根(かきね)のことを生垣(いけがき)といいます。植栽とは植物を育てることですから、生け垣とは植物でできたパーテーション(仕切り)ということになります。
一方で、コンクリートブロックや金属の編みを使った塀も有ります。むしろ家や庭の敷地の区画をするためにはこのほうが一般的です。

生垣の手入れ

人工的な塀と比べて、生垣にはどこかやさしさを感じます。自然が持つ生命感、癒やしのようなものでしょうか。しかし、生垣は手入れが難しいという問題があります。
育てるためには施肥が必要ですし、形を整えるために刈り込まなくてはなりません。虫や病気に気を使ったり、季節の変化による手入れが必要な場合もあります。

人工的な塀

形や大きさなど、区画に合わせて自由に作ることができることが長所です。季節や環境の変化に強く、お手入れはとても簡単です。逆にいえば、あまり手をかけなくても壊れたり機能を失うことはありません。

心の生垣

自分の内と外の区別はないというような仏道的な話はさておき、自分と他人は区別されています。そして、自分と他者の間には「心の生垣」があるように思います。普段はお互い、垣根越しやりとりをします。相手の心は垣根を通して見ることが多いはずです。関係性が変われば、環境を考慮したり区画を見直す必要もあります。生垣が病気になることだってあります。きれいな生け垣もあれば、ところどころ枯れていびつな生垣もあります。垣根越しのお付き合いとなれば、心の生垣にもなにかとメンテナンスが必要ではないでしょうか。

と、半ば強引にタイトルを回収したところで、今回はこのへんで失礼します。いつも最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?