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「お客様もお店も、感謝する暇なんてないでぇ?」

近年、ECサイトがインフラ化してきたものの、「店舗でお買い物をしたことがありません」という人は、まずいないと思います。
混雑にうんざりしたり、長いレジ待ちにイライラした経験はどうでしょう?
多くの人が感じているのではないでしょうか。

幸せで笑顔に満ち溢れた、長いレジ行列を見たことはありません。

お買い物
お客さん全員が幸せ一杯なら、大型店の人混みはさぞ笑顔あふれる素敵な空間になるに違いありません。しかし、現実は描写するまでもありません。
僕は歴史の資料写真でみる、配給に並ぶ人の表情を思いだします。

人混みと長いレジにうんざり顔のお客さん。目的の商品なのか、購買意欲を煽られて買った商品なのかわからないもので山盛りの買い物カゴ。

レジ担当者も、客からのプレッシャーを受けながら、額に汗を浮かべて必死にさばいていきます。
お客もお店もこの苦行について、一体誰に感謝しろというのでしょう。

ワクワク感
ネットショッピングはレジ待ちも混雑も感じることはありません。目的買いのためには最高に効率のいい仕組みだと思います。
もちろん、無駄に買ってしまうこともあれば、衝動買いの楽しさも味わうことができます。
プレゼントなど、物をじっくり比べて選ぶのにも向いています。

とはいえ、商品をお店で受け取るワクワク感や、店員さんとのやりとり。お店への行き帰りのワクワク感。他のお客さんとの空間や雰囲気の共有など、店舗ならではの臨場感を味わうことができません。

というか、店舗に行っても、こうした体験を味わう機会がなくなっているような気がします。僕が大人になったからでしょうか。

すべて個人的な感想ですが、以前よりおもちゃ売り場には目をキラキラ輝かした子供の姿が減ってきているように感じます。
それは、子供が「店舗でワクワクしながら買い物を楽しむ大人の姿」を見て育っていないからかもしれません。

さておき
物質的な豊かさが~とか、物事の意味を~とか、そうなるいろいろな理由はさておき、僕はどうしたいのか、僕にできることはなんだろう。

お店が「買い物の楽しさで、ワクワクしたお客さんとそれを叶える従業員であふれる空間」だったらいいなと思う。

でもって、お買い物に行ったら気持ちの余裕を持って笑顔で買い物を楽しむお客の一人になる。機会があれば、お買い物の楽しさを共有している周りの人に感謝を表し、お店や運営に関わる人すべてとレジ担当者に感謝の述べたいと思う。

お買い物いってきまーす。
そして、お買い物行く人いってらっしゃい!

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