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ドラマ「夏子の酒」を久々に見て

先日、久々に1994年放送のドラマ「夏子の酒」(主演・和久井映見)を見た。

当時は中学1年生。同じ時間帯の「とんねるずの生ダラ」を基本的に見ていたため、ドラマ自体は断片的にしか覚えていない。

物語の舞台は新潟県和島村(現・長岡市)。東京でコピーライターをしている主人公・夏子が急逝した兄・康男(中井貴一)の意志を受け継き、「日本一の酒」を作るため実家の造り酒屋に戻り奮闘する物語。

ドラマのモデルになったのは和島の久須美酒造。

今改めて考えると、トレンディードラマ全盛だった90年代前半のフジテレビのドラマにあって、異色作だったのではと感じてしまう。

ドラマでは幻の※「龍錦」を栽培するところも描かれている。龍錦を無農薬で栽培する夏子に対し、周囲の農家からは「病虫害に遭ったらどうする」など反発を受ける。それでも夏子の情熱が周囲を動かし、次第に協力的になっていく…。

ドラマ自体は1994年1月から3月までの放送だったため、恐らく前年春からロケが始まっていたと推測される。物語を見ていると春の田植え、秋の収穫、冬場の酒作りと四季の移り変わりが感じられるのも大きな魅力だ。

「夏子の酒:を見ていて、ふとこう思ってしまった。

「米作りから酒が完成するまで、長いスパンで酒作りを密着して撮るのは、とても面白そう」と。

「四季を撮る」という点では毎年1月、アオーレ長岡で開催している写真展「グラウンドの主役たち:で過去、高校野球でチャンレンジした。

高校野球と酒作り、本質は似ているかもしれない…

ちょうど生まれ故郷・長岡には友人が酒造会社に勤務している。以前にもその友人から酒作りを撮影しているカメラマンの話を聞いたこともあった。

今はなかなか動けないが、まずは酒蔵を巡るところから始めるか。





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