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#6 コーチングアウトプット(「聞く」と「聴く」)

参考/引用本=図解ポケット コーチングの基本とツボがよくわかる本(土岐 優美 著)

「聞く」「聴く」の違いはご存知ですか?

聞く=「音や声が耳に入る・その内容を知る」
   音が自然と耳に入ってきたり、相手に従う際に使用されます。
聴く=「理解しようと進んで耳を傾ける」
   音や声を聞きとり、積極的に理解しようとする際に使用されます。

本日は、コーチング実施の際に必須のスキルである、「傾聴」についてお伝えいたします。

傾聴を理解することで、相手の話を真剣にきき、理解し、クライアントの本質について理解する質問ができるようになります。

さて傾聴をする際のポイントが3点あります。

・コーチ自身の尺度を捨てる
・聴いていることを伝える
・沈黙を聴く

【コーチ自身の尺度を捨てる】

友人の話を聞いて自分が理解した温度感と相違があったことはありませんか?

コーチングの際に大前提としてあるのが、「クライアントが答えを持っている」ということです。以下の記事で詳しく述べています。

クライアントの話を聴く際、コーチの価値観や考え方をもとに話を聴いてしまうことで、クライアントの可能性が無限から有限に変わってしまいます。

【聴いていることを伝える】

友人の話をきいている時にふと違うことが頭に思い浮かんだことはありませんか?その時、友人の話は頭に入ってきましたか?

聴いていることを伝える為のメソッドとして、以下の3点があります。

・うなずく=相手の話のペースに合わせてうなずく(ボディランゲージ)
・相槌を打つ=「はい」「なるほど」「そうですよね」「へぇ」等
・復唱=相手の話を自分の言葉で言い直す(理解していることを伝える)

以上を実施することで、クライアントは話をしやすくなります。もちろん話を聴いている際に、他のことを考えずに済むように、コーチング実施前にコーチ自身の心を整えておくことは大前提です。

【沈黙を聴く】

会話をしている時、沈黙になって気まずくなった経験はありませんか?友人だけでなく、初めて話をするクライアントと2人の会話の中で沈黙になった場合、何か話をしないとと思ってしまいますよね。

しかし、沈黙はいけないことではありません。

コーチングを実施する際、クライアントは必死に考え、発言していることでしょう。その時にスラスラと言葉が出てくる方が珍しいのではないでしょうか?

沈黙=答えを出そうと考えている途中

と考えましょう。沈黙に耐えかねず、話をしてしまってはいけません。クライアントが考えるのをやめてしまいます。

ポイントとしては、沈黙になった際のテクニックとして、

例)ゆっくり考えていいですよ。
  沈黙になることはいけないことではありませんよ。等

一言声をかけてあげることは望ましいでしょう。

さぁ、今日から実践しましょう。

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