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友達をどう呼ぶ?「あだ名」?それとも「さん付け」?

こんにちは、さとです。
そろそろ1学期が終わりに近づいてきました。
あっという間に季節もかわり、ものすごいスピードで過ぎていく日常にびっくりします。

この春小学校1年生になった長女は、新しい生活リズムや大きな環境の変化にもなれ、私が思っていたよりも難なくスルッと小学生になりました。
ワーキングマザーとしてはホッとするところですが、
日々の学校生活の中には多少モヤッとするものもあります。

はい、今回のテーマは『友達をどう呼ぶ?』です。
みなさんのお子さんは小学校に上がって、呼び方が変化しましたか?
どうでしょうか?
このことについて、ちょっとモヤッとしたので考えてみました。

小学生になると、友達を「さん付け」で呼ぶようになることは私も知っていましたし、近所の公園では子供たちがそう呼び合っているのを聞いたことがありました。

大きな理由としては、あだ名がいじめにつながる場合があること、また相手を思いやって呼ぶことを目的としている旨だと何かで知りました。
はい、何かで。

さて、長女も春から小学校からの新しい友人は主に「さん付け」で呼んでいます。
彼女のクラスでは、先生は生徒全員をさん付けで呼ぶと言います。
そのことに対して、特に説明もないし、あだ名が禁止とは言われていないそうです。
で、クラスの生徒たちは入学前から「下の名前で呼び合っている友達」以外は、「さん付け」だそうです。

また、さらには授業中であれば、特に注意されたことはないけれど「下の名前で呼び合っている友達」も「さん付け」で呼んでいるとのことです。

なんと、1年生にして空気感を読み取り、使い分けているとは・・・。
器用だと思う反面、この微妙な感じはどうなんでしょうか。

この微妙な「呼び方問題」娘自身はどう思っているのでしょうか?
子ども園の時は「〇〇君」「〇〇ちゃん」が小学生になると突然「〇〇さん」。
尋ねてみると、「なんか変」とのこと。
でも何がおかしいのかは、明確でなく、言語化できない様子です。
子どもなりに、何かを感じてはいるようです。

彼女をよく観察していると、呼び方について主に次の3つにグループ分けできます。

1、 あだ名で呼ぶ人
2、 下の名前で呼ぶ人
3、 さん付けで呼ぶ人

そしてそのグループ分けは、本人が考えて呼び方を変えているというよりは、周囲がどう呼んでいるかで決まっています。
呼び方ひとつですが、なんて頭を使ったり、空気感を読んでいるのでしょう。

でね、私は思うんですよ。
どれが正解ってわけではないですよね、呼び方って。
ただ、ひとつ守らなければならないことは、呼ばれた相手が「不快でない呼び方」であること。

この守らなければならない約束を一番に子どもたちに伝えたうえで、
「ではどう呼び合うか?」にもっていけばよいと思います。
子どもたちなりに考え、そして約束を守ったうえで、良い関係が築ける呼び方ができるはずです。
なぜ学校は「不快に思う呼び方をしてはいけないこと」をまず教えないのでしょうか?
私はモヤッとします。

きちんと理由があるなら、それを示し、子どもたちで考える方向へ持っていけたら素敵です。
以前読んだ「差別のない社会を作るインクルーシブ教育」(野口晃菜 喜多一馬編著)という本では、「呼び名」を学級で話し合った際に、ジェンダーの視点から「君」「ちゃん」ではなく「さん」がよいのではないか?と生徒から意見が出たと書かれていました。
素晴らしい視点だし、生徒たちが自主的に考えた結果が「さん」であるならば、取り組めばよいと思います。

さて、長女はこれからこの呼び方について、どう考えが変わっていくのでしょうか?
彼女の視点を大切に見守っていきたいと思います。


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