子育ては忍耐力強化研修



子育てが自身の仕事のキャリアに対して、昇格が遅れるとか、自由に長時間労働できないとか、色々とマイナスの面がよく言われる。

私も4歳と2歳の子供を預けて働くワーママなのだが、実際のところはどうだろうか?

 

昇格、、、はい子供二人の出産で合わせて3年半近く休んだため遅れています。

労働時間、、、はい、これまた時短フル取得し、送りも迎えも私の役目なので長時間労働できません。

“バリバリ働きたい”という気持ちが強いと、よりこの社会に不満が出てくるだろう。

 

で、あまり聞かないプラスの面はどうだろうか?

私の場合は「忍耐力が相当ついた」ということだ。

 

お願いを断られたとしても、それはふんぞり返ってぎゃんぎゃん泣きわめきながら言われるものでもない。

催促に反応してくれない人がいたって、朝の一番忙しいときに寝転がってゴロゴロしたままの子供よりはマシだ。

急に仕事を振られたって、急遽体調不良の子供を迎えに行かなければならないことを思えば、大したことではない。

仕事で接する大人は言葉で会話ができるし、ある程度は感情もコントロールできる人なのだ。

 

長女の育休から仕事復帰して、1日目にして「ああ、なんてマシなんだ。」と思った記憶がある。

子供が1歳半〜3歳になるまではまさに毎日が「忍耐力強化研修」なのだ。

決して“リタイア”は許されない研修なのだ。

しかも講師の先生なんていないし、手探りで毎日毎日ヘロヘロなのである。

 

このすさまじい研修の先はどうなっているのだろうか?

 

ちょっと周りの人を見てほしい。

一概には言えないが、子育てをした人にはちょっといい感じの適当さと余裕さがあるように思う。

私もこの研修が終わり、10年後くらいには、後輩から”ちょっと余裕がある人“と思われることができるのだろうか?

 

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