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UserとAIのためのInterface

文章生成AIが世の中に普及始めてからすでに半年以上が経過した。最近ではブラウザクロールのプラグインを追加することで、最新情報に基づいた回答を返すことができるようになってきている。これにより、一部では"検索の終焉"とさえ囁かれるようになってきている。

それでも、現時点ではAIがクロールできる範囲はまだ限られている。例えばChatGPTの場合、Google Mapのルート検索のような動的なコンテンツには対応しておらず、全ての情報に自由にアクセスできるわけではない。

これまでのWEBサイトは、人間が閲覧することを想定してデザインされているので、このような制約が出てしまうのはある意味仕方がないとも言える。今後はブラウザクロール機能でAIが閲覧することを想定したWEBデザインも増えてくるのではないだろうか。
そしてさらにその先には、WEBデザインだけでなく、様々なインターフェースがAIに利用されることを前提にデザインされる時代が待っているかもしれない。

従来、人間が利用するためのインターフェースは"UI"として、AIを含むアプリケーションが利用するためのインターフェースは"API"としてデザインされてきた。今後ユーザーとAIが同じインターフェースを共有するようなケースが増えるであろうし、そのような場合、UIとAPIの両方の側面から考える必要がありそうだ。

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