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父 永眠

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2023年9月6日、父、永眠。
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御霊はどこに?

御霊はどこに?

父が亡くなって
国産漆が施された位牌を購入し、
四十九日の法要で僧侶が読経して
父の御霊が位牌に入った、ということになってるかと思うが、

その後
お墓が完成し、
納骨し、
そこでも父を拝み、話し掛けたりして。

例えば実家から墓に出向くなら
位牌に
「じいじ、行ってくるね!」っつって、
墓に着いたなら
「じいじ、やっほー!」
「また来るね、バイバイ」、
帰宅したなら
「じいじ、ただいま!」
って

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初盆小噺。

初盆小噺。

昨年秋、父が亡くなり
この夏は初盆を迎えることになる。
初盆は、特に盛大にやる、くらいのことは知っているが、
そもそもワテは通夜葬儀に出席したことはあるが、
お盆でよそのお宅にお邪魔した経験はほとんどなく、
(親族のお盆には親のみが行ってたからね)
お盆ってなにをやるだか全然分かっていない。

マミーが父の初盆を迎えるにあたり、
「近所の人も呼ばず、親族も呼ばず、
とにかく家族だけで地味ぃ〜にやり

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客の囲い込み

客の囲い込み

ランドセルのCMが
年々早くなってる気がしません?
昔は正月明けからとかじゃなかったっけ?
それが秋からになり
夏からになり
つい最近は新年度からになり
はえーなと思ってたら
今年はもう新年度になる前から
あれはつまり年中さんを対象にしてるのだろう。
早過ぎるw

今年の夏は
うちのじいじは初盆だ。
こちらもやはり
もうすでにしばらく前から
初盆グッズのセールスが来ている。
お盆は、実家では7月な

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父の遺髪。

父の遺髪。

父が亡くなった時、
荼毘に伏すことを思うと
せめて遺髪が欲しいと思い、
自宅にまだ居た時に
棺の中の父の髪を切った。
我ながら変態だなと思ったが、
世の中には遺髪やら遺骨を入れるペンダントなんかも売られており、
ものすごく特殊な行動でもないと思われる。
ジョキジョキッと目立たぬあたりの髪を切り、
小さいジッパー袋に入れたはいいが、
その後、紛失したw。
どこにしまったか
ドタバタしていたこともあり

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耳は最後まで聞こえている。

耳は最後まで聞こえている。

父が倒れて意識が無い時、
看護師が言った。
「耳は聞こえてる。」

ほんとに。。。⁈ と思ったが
耳元でしっかりゆっくり話しかけたところ、
じいじは、
閉じた瞼をほんの少し強くつぶるようにした。。。ように見えた。
「なんか。。。聞こえてるみたいに見えましたよね?」と
そばにいた看護師に言ったら
「そういう風に見えましたね」と彼女は答えた。

その時はまだ、医師の説明では
今後の回復状態には幅がある

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231021土曜_父の四十九日法要

231021土曜_父の四十九日法要

昨日のこぼれ話を追記。
司法書士なかもとくんによると、
昨日みたいに相続の打ち合わせで
いろんな家庭に行くと
うちみたいに和気あいあい、
緊張感無くヘラヘラした呑気村みたいな家庭もあれば、
ピリピリと凍りついた雰囲気の家庭もあるそうで。
一円たりとも自分の取り分を取りこぼさないわよ!という気迫の人もいるそうで。
そうすると、なかもとくんは
自分の携帯番号教えないのやてw。
事務所の番号しか教えない

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「相続」…司法書士との打ち合わせ。

「相続」…司法書士との打ち合わせ。

今日は、有休をとった兄が
明日行われる、父の四十九日法要のため
はるばる仙台から帰省した。
昼頃こちらに到着し、
母と市営墓地を見学したらしい。
兄も気に入ってくれた。
当選できるかどうかは別としてねw。

夜、実家に司法書士に来てもらい、
兄とワテと母とで
いろいろ話を聞いた。
ネットにいろんな情報が溢れているというのに
なんだか我々は登記? 相続? に関して
ちんぷんかんぷんなのである。

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通夜に友人を呼べば良かった。

通夜に友人を呼べば良かった。

父が亡くなって
通夜、告別式をしたが
友人に連絡はしなかった。
家族葬、と頑なに決めていたわけでもないんだが、
まぁ親戚もそれなりにたくさんいるし、
友人たちの日々の営みのリズムを狂わせるのが
なんだか申し訳ないと思うじゃんね。

だけでも結局こうして
日々の暮らしをnoteに書いてると
それを読んで
通夜に駆けつけてくれる友人や、
時間差で読んで父の永眠に驚き、
なにかしらしてくれる友人がパラパ

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市営墓地の応募作戦。

市営墓地の応募作戦。

もうすぐ市営墓地の応募締め切り日である。
すでにいくつかの区画には
応募している人たちがおり、
その応募状況が
事務局のガラスに毎日貼り出される。
市営墓地の魅力は
その区画の料金の安さもさることながら、
やはり、将来の安定性の高さが挙げられるだろう。
民間のように、
運営を無責任に放棄される危惧が無い。
無責任に放棄されたら困るのは子供らだからね。

旦那が応募しに行ってくれることになっているが

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家族の把握ができてるか。

家族の把握ができてるか。

父が倒れ、意識が無い時、
ワテも母と病院に駆けつけたが、
看護士に
父の、これまでの病歴を聞かれた。
「なにか病気をしたことありますか?
それは何歳の時ですか?」
「お父様は昨晩何時ごろ寝ましたか?」
「普段飲んでるお薬はありますか?」

「え〜っと。。。⁇」

母はあやふやな記憶を頭の中から引き出して
答えていた。
家族が倒れ、ただでさえ気が動転してる中で
そのような大事な事柄、
しかしながら、

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231015日曜_また市営墓地見学に行く

231015日曜_また市営墓地見学に行く

今日はブンさんが
就活最後の面接&小論文とかで、
市内ではないので
旦那が朝、1時間かけて車で送った。
試験は夕方までかかったらしい。
そして、本人曰く、
手応えはないらしいw。

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我々夫婦は
午前にトイプーぺっちゃんを
動物病院に連れて行き、
恒例の耳掃除をしてもらった。

午後は
ワンコの散歩がてら
また、市営墓地見に行くかねっつって
母も誘って
また3人

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231014土曜_司法書士に電話する

231014土曜_司法書士に電話する

今日は
ゆうこねぇさんから教えてもらった
司法書士んとこに電話してみた。
父の名義である、実家の土地と家屋、
それに、ワテの家の土地 の名義を
兄やワテの名義にしたい旨を伝えた。

大体どこに頼んでも12万円前後が
事務所への報酬となる、との話だった。
それから、税金として、
免許更新税だかというのを払わなかんくて、
例えば2000万円相当のものに対して
8万円ほど、とのことだった。
なるほど。。

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231012_ただの木曜日

231012_ただの木曜日

父が亡くなり、
母が銀行に行くと、

預金の手続きより先に
土地、家屋の相続? 登記変更?
みたいなのをやった方が良いって言われたんだって。
司法書士、紹介しましょうか?
多分11万円くらいです、とのこと。

実家の土地、家屋を
母の名義にすると
またいつか母が亡くなった時に兄に相続する手続きが発生してしまうので
最初から
兄の名義にしよう、と話している。
と言っても
兄は単身赴任で遠方に住んでる

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父が死んで知ったこと。

父が死んで知ったこと。

ワテは家族を亡くすのは初めてだった。
父が死んで知ったことを書いてみる。

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❶めちゃくちゃ元気でも
 人は急に死ぬ。

父は亡くなる2日前まで
バリバリ働いていた。
ちょー元気だなーと思っていた。
だが、急に死んだ。
元気でも、
例えばコロナに罹患したりしたら
やはり家族は気を付けてやらなかん。
元気元気と本人が言っていても
加齢により
調子が悪い自覚を持てていないかも

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