登山ガイド実務テク! タブー編
この記事は登山好きな貴方がガイド資格を取得後
ガイドとして活躍するまでのストーリーです
今回は実務的な課題を解決できるレポートです
ガイドの活躍で地球環境の保全に貢献する事が
私の願いです
「登山ガイド実務テク! タブー編」
今回は登山ガイドが業界的にやってはいけないこと
をまとめてみました
登山ガイドはあくまでもサービス業なのでご理解く
ださいませ
また、これを読むことで少しでも失敗を回避する
ことを目的としています
<目次>
1サービス業の一般的なタブー
2登山ガイドのタブー
Aコミュニケーションのタブー
Bガイディング中のタブー
C自然解説でのタブー
Dアクシデント時のタブー
Eその他のタブー
3まとめ
1サービス業の一般的なタブー
◇基本的なタブー
(サービス業としての一般的な事)
・差別をする
(人種・L G B T Sなど)
・いばる
・こわがらせる
・不快をあたえる
・危険をあたえる
などです
◇サービス業として話題にしてはいけない事
・人種差別やその他の差別
・宗教の話
・野球の話
・ギャンブルの話
・芸能人のタブロイド話
などです
「全て相手を考えたら一般的な事ばかりです」
2登山ガイドのタブー
(実は全部あった事です)
(私が経験したことです)
自分はどうかチェックしてみましょう!
Aコミュニケーションのタブー
□特定の人だけ「エコひいき」する
□特定の人を差別する
□お客様の話をさえぎる
□お客様の話を否定する
□お客様を無視する
□宗教の話をする
□オカルトや占いの話をする
□自分の自慢話だけする
□一方通行的に会話する
□目を見て話さない
□長話をする(2分以上)
□自己紹介がない
□共通の話題をさがさない
□感情的に話すぎる
□倫理的にだけはなす
□子供に大人言葉ではなす
□丁寧語だけで話す
□相手の感情を意識しない
□うなずかない
□露骨に嫌な態度を見せつける
□相手の嫌がる話題を取り上げる
□相手に同情しない
□相手の立場を無視する
□相手を信用しない
□相手の話を聞かずに自分の事だけ話す
□突っ込みが多い
「最近はコミュニケーション力が不足している方が
多いです」
Bガイディング中のタブー
□出発前のストレッチを省略する
□装備の点検をせず歩き始める
□全体のペースを考えず、自分のペースで歩く
□グループの後ろを歩く
□後ろを振り向かないで歩く
□迷子を気にしない
□休憩せずにひたすら歩く
□危険個所やポイントを言わない
□安全に配慮しない
□危険を回避しない
□注意をいわない
□解説素材があっても解説しないでスル―する
□質問に答えない
□一般ハイカーに迷惑をかける
(解説で流れを止める)
□一般ハイカーに迷惑をかける
(邪魔になる)
□休憩場所を専用してしまう
□ガイドがバテる
□ガイドが倒れる
□一切笑わない
□お客様を怒る
□かたよった話をする(自然保護)
□ゴミを捨てる
□自然にダメージを平気で与える
□ガイドしながら植物を採取する
□ガイドしながら昆虫を採集する(禁止区域)
□雷でも非難しない
□危険な個所を無理して歩く
□転倒を馬鹿にする
「安全管理面については業務上の過失になる可能性
があります」
「よく考えれば当たり前の事だけです」
C解説中のタブー
□聞こえない声で話す
□一部の人にしか届かない声ではなす
□不特定多数参加のグループでローテーション
しない
□専門用語を多用する
□むずかしい話ばかりする
□何を話しているかわからない
□意味が伝わらない
□先生のように話す
□学者のように話す
□ギャグばかり話す
□図鑑の知識だけを話す
□自分で何を話しているか分からない
□間違った内容や情報を伝える
□自慢げにはなす
□聞いたような話ばかりを話す
□つまらない話(聞いてもしょうがない話)
だけ話す
□引用ばかり話す
□ジェスチャーを持ちいらない
□観察しない
□自分の意見が一切ない
□自分のエピソードがいっさいない
□幼稚な話だけする
□質問を受け付けない
□解説のトーンがいつも同じである
□同じ話を繰り返す
「クレームを無くすには相手のニーズをしっかり
と把握する事です」
Dアクシデント時のタブー
□安全管理しなければいけないというの概念が
ない
□安全管理の知識がない
□安全管理の技術がない
□救命処置しない(救命処置の知識がない)
□手当をしない(対処方の知識がない)
□搬送しない
□負傷者をその場に放置して先に進む
□救出の連絡をしない
□救急セットを持っていない
□携帯を持ち歩かない
□装備を忘れてしまった
□バテた人をリリースする
□体力的に無理な人を一人で下山させる
□テーピングを持っていない
□行動食を食べさせない
□つかれないためのアドバイスを言わない
□雨の時にも雨具を使用しないで我慢させる
□熊に遭遇すると向かって行く
□予備のお水を持たない
□予備のヘッドランプをもたない
□バテたひとのザックを担がない
□怪我した人を怒る
□ロープを持ち歩かない
□カラビナを知らない
□地形図やMAPを持ち歩かない
「安全を管理するのは登山ガイドの基本です」
Eその他のタブー
□ガイドは長靴で良いと思っている
□ガイドは道案内だけで解説はいらないと思って
いる
□必ず保全の啓蒙を強くいう
□ルールやマナーを説明しない
□保全活動を強要する
□募金や協力金を強要する
□動物や昆虫を虐待する
□服装がGパン
□靴がサンダル
□ザックが山菜とり用
□引き返しやルート変更の決断ができない
□天候を予測判断できない
□観点望気ができない
□病弱である
□体力に自信がない
□山小屋に宿泊したことがない
□そこしか行ったことがない
□ガイドするのが「はじめてなので」という
□「自身がありませんが、よろしくおねがい
します」という
□「よく知りませんが、がんばります」という
□「お花を10個覚えるようにしまよう」という
□「これだけは覚えてください」という
□「ちゃんと話を聞いてください」という
□「すこし、静かにしてください」という
□「さて、これは何でしょう」と逆質問する
□「もう一回繰り返して下さい」と念を押す
□「覚えた花を5個あげなさい」と強要する
□「あの山の標高をいいなさい」と質問する
「尾瀬のガイドによくあった話です」
3まとめ
ズバリ、結論的には今回紹介したことをしなければ
立派なガイドです。ということです
たくさんチェックがあった人は次のことを理解し
実行しましょう
<3つの原則>
1サービス業である事を認識する
2安全管理技術を習得する
3解説の知識と技術を習得する
この原則に基ずいて行動する事でタブーが回避
されます
1サービス業である事を認識するためには
・よいサービスを受ける経験をしましょう
・相手がして欲しい行動を心がけましょう
・料金を頂いている事を理解しましょう
2安全管理技術を習得するためには
・救命講習を受講しましょう
・レスキューの技術研修を受講しましょう
・安全管理の実践研修を受講しましょう
3解説の知識と技術を習得するためには
・ガイドエリアの情報を集め、学習しましょう
・出来るだけたくさんの情報を吸収しましょう
・解説技術の講習を受講しましょう
さらにタブーを回避するために必要な事は
出来るだけたくさんの経験を積むということです
出来るだけタイプのお客様とコミュニケーション
することです
出来るだけいろんな場所でガイドするという経験が
必要です
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