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Figmaでmainブランチを疑似的にProtectする

Figmaのブランチ機能が使えるようになった時、ひとしきり喜んだあと私が次に思ったのは GitHub の Protected Branch が使いたい!編集は必ずブランチでやりたい!ということでした。

ずーっとまだかなーと思っていたのですが、実はプロジェクトの権限などを調整すれば、すでに似た運用が出来ることを教えてもらったので、勢いでまとめて共有します。

(Figmaのブランチはビジネス(旧Organization)、エンタープライズプラン向けの機能です)

ともかくオーナーだけが編集できる状態にする

まずはプロジェクトのShareです。このような感じでowner以外はview権限にします。

プロジェクトの共有設定

続いて、そのプロジェクト内のファイルのShareです。ここでもまた、owner以外はcan viewとなるようにします。

ファイルの共有設定

そして、右下の設定アイコンから Allow viewers to copy, …(省略) にチェックが入っていることを確認します。

ファイルの共有設定、右下のアイコンから

これで準備完了です。

Owner以外はブランチだけで編集できる

この設定になっている場合、FigmaユーザーとしてEditor権限を持っていても直接メインファイルでの編集が出来ません。

Editor権限を持っていれば、ブランチの作成、そのブランチでの編集、そしてレビュー依頼を出すことができます。

(追記)作られたブランチは、デフォルトではそのブランチを作った人か、ownerのみがアクセス可能な設定になっています。ブランチの閲覧や編集を誰でも可能にしたい場合は、Only People… の所を適宜編集する必要があります。

ブランチの共有設定

レビューのやりとりなどは通常通り行えますが、一点、マージは owner のみが行うことが出来る作業になります。

レビュー依頼を出した時

以上で、Figmaでも擬似的にメインブランチ保護ができるようになりました。これで更新時に必ずレビューを通したい、とか、うっかりメインファイル触っちゃう事故を防ぎたい、とか、そういう運用が可能になります。

GitHubでの保護ブランチと比較すると、マージボタンを押せる人が owner だけなのが不便だったり、まだ不満はあるんですが、今後の改善に期待したいと思います 👍

Figmaのブランチ運用に悩んでいる方に伝われば幸いです。


参考:実は公式ガイドのこの辺をよく読めば、この運用ができるということに気づけるのでした。

https://help.figma.com/hc/en-us/articles/360063144053-Guide-to-branching#create


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