見出し画像

さとる、転職の苦労話を語る。~大学編~

初めに

僕は2021年9-10月に転職した。
何故転職をしようと思ったのか、どんな転職活動をしたのか、その時の周りの反応は、どんな気持ちで転職活動をしたのか。
そんなことをまとめていこうと思う。

書いていたら長編になってしまったので、章を分けることにする。

  1. 大学編

  2. 初めての社会人編

  3. 転職活動編

  4. 現在編

…、長すぎィ!!!って、大学まで遡るんかい。。。ハハハ

コロナを機に転職を考える人が多くなり、自分の人生を見直す人が増えたように感じる。
リモートワークで自分を見つめなおす機会ができたのかもしれない。

コロナが落ち着きつつある今でもまさに、転職を考えている人もいるかもしれない。
そんな人の参考になればと思う。また自分の人生の記録のためにも。(真面目)
それでは、本編、行ってみよう( ^ω^)b(ふざけ)

大学生時代

転職の話はさとるの大学時代に遡る…(戻りスギィ!)

研究者を夢見た暗黒研究時代

大学時代、僕には夢があった。
それは研究者になること。
その分野を究めて大学教授か研究機関の研究員として働きたいと思っていた。
しかし、その思いとは裏腹に研究の成果がほとんど出なかった。そんな大学生生活。

大学では自分の力量不足を呪いながらひたすら研究をする毎日を送り続けていた。
研究室に寝泊まりしながら朝の3時くらいまで実験をして7時に起きて実験と記録をするという生活を送り続けていた。
きつかったけど、何とか成果を出さなくてはいけないと毎日必死だった。
本当に今やっている実験は意味があるのか…と思いながらも手を動かす日々。
ゴールはどこなのか、そもそも本当にゴールなんてあるのか…
研究を上手くまとめ上げている自分の像が全く想像できなくなっていた。

今思えば、一回立ち止まって研究構成を見直してみるべきだったのかもしれない。
けど、あの時はもう色々と遅く感じて突っ走るしかないと思い込み突き進んでしまっていた。

研究発表の時には「全然進んでなくてヤバい…」という気持ちしかなく、
変な汗は出るわ、的を得ない回答をするわ、方向性が定まっていないわで
ただひたすらにヤバかった。(ウーゲコ…

そんなこんなで…、僕は博士課程後期を中途退学した。
研究者という夢を諦めた。疲れた。
自分の計画性の無さと精神的な未熟さ痛感した。

実は博士後期課程最後の1年、休学して就職活動を進めていた。
これは大学の先生には内緒で進めていた。

隠密就職活動

就職活動は凄く楽しかった。
外の世界ではこんな企業があって、こんな業種があって、こんな人たちが働いていて…と発見が色々あった。
そして、研究から離れられたことが一番の心の癒しだったのかもしれない。
とにかく、就職活動で説明会や面接に行くことが楽しくて仕方なかった。

そして、先生に秘密裏に進めていた就職活動は成功した。
本当に行きたかった分野ではなく、今まで学んできた分野とは違う道を選んだ。
また1から学んで社会人になるんだ!という意思の元突き進んでいくことを決心した。

そのあとはとんとん拍子だった。
就職することを大学の先生に伝え、退学届を提出して学生生活が終わった。
先生は僕の意思を尊重してれた。
成果がでていないことは先生も良く分かっていたからなのかもしれない。

学んだこと

客観的にみると多分、「よくあること」なんだと思う。
何のことはない、ただ大学行って研究成果が振るわず退学して就職した。ただそれだけ。
だけど、これは僕にとっては一大決心だった。夢を諦めることが?いや違う。
「人生のレールから外れること」だからだ。
今までに自分が普通と思っていた(思い込んでいた)レールに沿った人生を歩んできた。
それが今この瞬間崩れて、未知の道を歩んでいかなくてはならなくなる。
そこが恐怖だった。周りからも非難されるんじゃないか…。自分はどこに向かっているんだ…。
漠然とした不安が襲い掛かってきていた。

ただ、何故か自然に体が動いて就活していた。
終わって、少し落ち着いてみたらそんな大したことじゃなかったような気もした。

大学生活で教わったことは、「意外とレールから外れても生きていける」。
これに尽きると思う。
もっと細かく言えば色々学んだけど、これ。これが一番。
そして、「思ったよりみんな自分の人生に興味なんてない」。
これは当たり前だけど、改めてよくわかった。みんな自分の人生に必死だ。
人の人生なんて詳しく見てる暇なんかない。ましてや自分は一般人なんだからなおさら。

この大きな武器を胸に秘めて初めての社会人へと進んでいくことになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?