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子どもの自尊心と責任感を育てる「選択の機会」と3つの注意点

人は0歳から自分の意思で
選択をすることができます

早い段階から、子どもに対して
日常のさまざまなシーンで「選択の機会」を与え、
子どもに自分で決断させることで
自尊心や責任感を育むことができるのです

日常生活の中で子どもに与えられる選択の機会

選択の機会を多く与えるとさまざまなケースごとの問題解決力が身につきます
選択の機会は、以下のように日常のあらゆる生活シーンで設けることができます

①着るもの

朝の支度の際に、子どもに「今日は何を着ようか?」と尋ね、色や柄、素材などを選ばせます
最初は触覚や視覚の好みが中心ですが、季節や天気のほか、ゆくゆくは行事などの予定に合わせて選ぶことも学び、自分で決めた服を着る楽しさを体験します

②食べるもの

食事の際に、食べるものや量を選ばせます
ランチボックスや仕切りのあるプレートなどを使い、どこに何をどれだけ盛り付けるかを決めさせます
自分で選んだ食べ物に興味を持ち楽しむことで、食べ残しを減らすことも期待できます

③遊ぶもの

遊びの選択肢を提示します
小さいうちは、言葉だけでなく遊び道具を見せながらイメージさせることで、子ども自身もやりたいことを伝えやすくなり、選択することの楽しさを体験することができます

④スケジュール

1日のスケジュールを組む際に、子どもに遊びや生活習慣、宿題などの順番を選ばせます
時間の概念とともに自分で決断する楽しさを学び、自己決定感が増すにつれ、それぞれの活動の始まりや終わりの時間も決められるようになります

⑤家庭内の約束ごと

お手伝いの分担や週末の予定など、子どもと一緒に話し合って決める機会を設けます
子どもが自分の希望を表現し、約束を守る責任感や自尊心が育まれます

子どもに選択させる際の注意点


子どもに選択をさせる際には、以下の3つの点に注意が必要です

①選択肢を増やしすぎない

選択肢が多すぎると、子どもでなく大人でも混乱して思考停止します
選択肢は明確な違いのある2~4個までに絞りましょう

②「選ぶべきもの」ではなく「選び方」を教える

「これを選ぶといいよ」という誘導は、親の希望の押し付けです
子どもの個性や好みを尊重して、子どもなりの理由が添えられるよう手伝ってあげましょう

③選択の結果が失敗であっても尊重する

失敗したことを責めず、「何が失敗につながったか」「次はどうすればよいか」といっしょに振り返り、学びの機会としてください


自分の頭で考えて選び、
その結果が成功でも失敗でも
受け止めて次に繋げることができる子に
育って欲しいものですね


はしょらず
ていねいに
ひとつひとつ

子育て時間を楽しみましょう🎶

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