子どもの個性や特性を守り才能を開花させたいすべてのお母さんを導く!アート思考子育て|佐藤りえこ

保護者向け講演会・子供イベントのべ1,000人以上の動員実績|【ことばのプロ】の視点か…

子どもの個性や特性を守り才能を開花させたいすべてのお母さんを導く!アート思考子育て|佐藤りえこ

保護者向け講演会・子供イベントのべ1,000人以上の動員実績|【ことばのプロ】の視点から、子どもの自己肯定感と考える力を育てる声かけを実践。「折れない心」で問題解決するアート思考を子育てに応用し、お子さんに「生きる力」を身につけさせたいすべての親御さんの子育て支援を行っています。

最近の記事

自己肯定感が低いと「知的好奇心」は育たない事実

知的好奇心の高い子に育って欲しい! そんな風に考える親御さんは多いですよね 実は、知的好奇心は自己肯定感が高くないとそもそも育たないということをご存知ですか? 好奇心とは、未知の事柄についての興味です 「これはなんだろう?」 という疑問や関心のこと 知的好奇心は、そこからさらに 「どうなっているんだろう?」 「どんな仕組みなんだろう?」 という深掘り・探究に向かうこと 実は... 自己肯定感が低いと興味関心は内側に向かいます 自己肯定感の低い人は子どもであ

    • 「将来なりたい職業」って、死語の時代になっちゃった

      将来なりたい職業は? 何気なく悪気なく、子どもに対してこんな質問をしたりされたりしたことはありませんか? その質問、口にした瞬間「うわ、おばさん(おっさん)!」って思われるようになるかもしれません AIの導入によって 日本の労働人口の49%の仕事が 10-20年以内になくなる 事務職や銀行員、会計、受付、警備員、清掃員、運転手、配達員などを中心に、AIに職を奪われる…ということでした 二足歩行の量産型ロボットも一体300万円くらいで販売される予定です 危険な仕事

      • 「最近の若いもんは打たれ弱い」は、世界人類普遍の事実

        「最近の若い者は…」 上の世代が若い世代を批判する時に使う、定型句のようなこの言葉、実は紀元前2,000年のトルコ辺りの粘土板で作られた書簡にも書かれています 日本でも、平安時代からまったく同じ言葉で若者の振る舞いを批判している記録が残っています 時代や価値観の変化についていけない頭の固い大人たちが、自分の理解を超えた若者の言動に対してひとまとめに「自分たちと違うこと=悪いこと」と遠吠えしているだけのものなので、基本的にまともに聞かなくてもいいものです が! その中

        • コミュ力は友達の多さと無関係。むしろ、

          🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵  とっもだっちひゃっくにっんでっきるっかな〜 🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵・🎵 という歌、聞いたことがあるかと思います 『一年生になったら』という曲で、小学校に上がったらたくさんのお友達を作ってみんなで一緒に同じことをして遊ぼう!といった内容のもの 新しい世界が広がることへの期待感と、たくさんのお友達みんなと仲良くすることの美徳を表した名曲ですね これ、1966年に作られた曲なんです 1966年て、高

          【「ありがとうは?」なんて、本当は言いたくない】

          「ありがとう」ってすぐに&自然に言える子になって欲しい…と願う親御さんは多いですよね これからの時代の子どもに必要だと言われるコミュニケーション力 基本的なあいさつがきちんとできて、周りに感謝し感謝されるような愛される人間になって欲しい! そんな風に思いますよね でもね? 子ども目線で言わせてもらうと、実は「ありがとう」ってめっちゃ難しい言葉なんですよ なにが・どこが難しいかというと… ありがとうが難しい理由 シチュエーションがいろいろある ありがとうを言うシ

          その「自己管理」、ちょっと厳しすぎやしませんか?

          突然ですが、もし「お庭を管理して」って言われたらどんなことをしますか?  芝を刈ったり  落ち葉を履いたり  邪魔な枝を整えたり  お花を植えたり… お庭をきれいに美しく保ち、訪れた人や家族がそこにいて「心地よい」と思える状態にしますよね そう、それが「管理」です もうひとつ突然ですが、会社の上司が「管理職」ではなく「監視職」だったら…どう思いますか? わたしは胃潰瘍になりそうです。。。 「管理」=良い状態を保つように処置すること 出典:岩波広辞苑第六版 「管理

          「ちゃんとして」って何回言ったら分かるもの?

          「ほら、ちゃんとして!」 実は、この言葉を何度も言われたことで息子のピアノ教室を変えたことがあります。。。 息子sonが3歳のときに「ピアノをならいたい」と言い出したので、家のすぐ近くにあるピアノ教室に通うことにしました 電話で事前に問い合わせたところ、2~3歳から通っているという子も多く、30分のレッスン時間の最初だけ母子同室で、だんだんと母子分離の時間を長くしてレッスンを進めていくとのこと はじめてのレッスン! はじめての場所 はじめての先生 触るのははじめての

          「ごはんできたよ」何度言っても席につかないのはなんで??

          「ごはんできたよ」その言葉、もういっそ封印しちゃいましょう 毎日朝晩、そして休日などにはお昼にも言うことのあるこの言葉 「生返事ばかりで全然席に着いてくれない!」 そんな風にイライラを募らせていませんか? いったいどうして動いてくれないのでしょう? 実はこの言葉、とっても危険な要素を含んでいます ママの自己肯定感を下げ子どもに感謝の気持ちを忘れさせてしまうのです ・ごはんは待っていればできるもの ・いつの間にかでき上がるもの ・気がつけばできているもの そんな風

          考える力や自己肯定感...乳幼児期を過ぎたらもう「手遅れ」?

          「○歳までに覚えさせたい××」 「○歳までに身につけさせたい◻︎◻︎」 お子さんの将来のために…と早いうちからできるだけのことをしてあげたいと考えるお子さん思いのお母さん・お父さん いつの間にか、上のような文言に振り回されていませんか? 「子どもには苦労させたくない...」そんなやさしい気持ちから、最短ルートで効率の良い幸せを用意してあげたくなるのですよね 脳科学で見れば、脳の発達にはたしかに適切な順番というものがあります 0歳〜5歳:生命維持の脳 1歳〜18歳:知

          誤った「子どもファースト」が子どもの自己肯定感を下げさせる

          「子どもファースト」という言葉が、子育て中の親の負担やストレスを増加させる場面が増えています 「子どもファースト」とは家族や社会のあり方として子供を守り育てることを最優先にする考え方のこと 考え方は素晴らしいのですが自治体や社会的な動きが「子どもファースト」を政策的なスローガンとして掲げる中、言葉だけがひとり歩きし「子どもファースト」でなければいけないという期待が個々の家庭や親にまで及んでいるのです それにより、親というものは親になった瞬間から自分のことを犠牲にして子ど

          子どもの自己肯定感を削り取り親に幻滅する質問「どうだった?」

          保育園や幼稚園、学校や習い事から帰ってきたお子さんに「今日はどうだった?」と聞いてしまうことはありませんか? 実はこの質問、Satori式アート思考子育てでは「なんで?」と同じく子どもにとって答えるのが非常に難しい質問なので避けるようにお勧めしています でも「どう?」という問いかけは子どもに対してだけでなくてもつい便利で使ってしまいがちな質問ではないでしょうか? 休暇明けの同僚に... 旅行のお土産をくれた義両親に... なぜこの質問が便利かと言うと「問いの設定」を

          選択肢を多く与えられた子どもは親の顔色をうかがい自己主張できなくなる

          子どもの才能や可能性を広げるため、さまざまな習い事や体験教室など、小さいうちからいろいろな選択肢を与えようとしている親御さんは多いことと思います しかし実は選択肢を多く与えられた子どもは選択肢の少ない子どもよりも自分の意見や好みを主張することができなくなるという傾向があります 一見すると逆のように思えるかもしれないので、改めて図示して見てみましょう いったいなぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか? これは子どもに限った話ではありませんが、選択肢が多すぎると人は

          選択肢を多く与えられた子どもは親の顔色をうかがい自己主張できなくなる

          「なんで?」が思考停止を生んだ瞬間〜旅先でのエピソード〜

          探究学習のときには「なんで?」の質問はもちろん有効ですが、日常会話では「なんで」や「どうして」は答えるのが難しいもの Satori式アート思考子育てでは、「事実を聞く4W1H」の質問に変換することをおすすめしています 実は、昨晩温泉で出会ったお母さんが「なんで?」の質問をしてお子さんを見事にフリーズさせた瞬間に立ち会ってしまったので、「なんで」「どうして」の質問の危険性について改めて今回のエピソードとともにお伝えしますね *** 息子の2足あるスノーブーツの1足が完全

          お稽古や習い事に通わせるだけでは子どもに「考える力」は身につかない

          プログラミングやアート教室など、お子さんに論理的思考力や多様な感受性をつけさせようと、さまざまなお稽古や習い事に通わせているご家庭も多いと思います 耳の痛い話になってしまいますが、お稽古や習い事、探究型の教室などに通わせるだけでは、子どもに「考える力」は身につきません どんなに高いお金を出して外で子どもに「考える力」の芽を植え付けてもらっても、家庭で親が旧来の価値観や考え方で子どもに接しているのであれば、芽は育つどころか摘み取られてしまうからです 保護者が「子どもに身に

          子どもの自己肯定感を高めながら健康的な生活習慣を身につけさせる方法

          歯磨きやお風呂など子どもはなかなか自分から進んでやろうとはしないものですよね... 夕方になると毎日のように声を大きくして子どもをせき立てる... というご家庭も多いのではないでしょうか 歯磨きをしなくても翌日すぐに虫歯になるわけではないし、整理整頓ができなくても何も痛みがないため、必要性や目的といったものがあまりにも遠くにありすぎるのです では、この必要性や目的をもっと近くに持ってくることができたら? それが子どもの自己肯定感を高めながら生活習慣の定着を促す方法です

          自己肯定感は高くなければいけないもの?高すぎることのデメリットは?

          新年あけましておめでとうございます いいねいただくと励みになります🤗 本年もどうぞよろしくお願いいたします✨ 自己肯定感は高くなければいけないものなのでしょうか? 結論から言うと、自己肯定感は特別に高くなくても日常生活上に大きな問題はありません しかし自己肯定感が低いと、夢や目標を実現する力が弱くなってしまいます 「自分にはできないだろう」 「どうせ自分のような人間には無理だ」 と、試行錯誤の最中に失敗をするごとに挫折したり、他人からの否定的な言葉で心が折れるなどで