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言葉のことばかり【そんなご無体な】

「ご無体な」

誰かが「そんなご無体な…」などと
懐かしい言い回しをした。

なんとなく
「ご無体」が「ゴム体」に聞こえてしまった。

「そんなゴム体な…」

太字にするほどのことではないが、
なんとなく感じが伝わるのが怖い。

ムリを言われて、
カラダよじって
伸びちゃった感じである。

「ゴム帯」ってのあるか…。

これだと、
ゴム帯にカラダを縛られて
自由が効かなくなった感じだ。

「ゴムタイ」…こうなると、
新しい格闘技である。

ぴゃらりと笛の音がする中、
赤コーナーと青コーナーに分かれた選手
(アタマにハチマキみたいのをしている)が
口にゴムをくわえて踊っているわけだ。

ゴングがなる。
お互いどんどん離れていく
…痛そうなスポーツである。

ご無体な
読み方:ごむたいな 別表記:御無体な

乱暴、暴行、無法なさまなどについて言う表現。「ご無体」は主に目上の人に対して用いる。名詞を形容して「無体な仕打ち」「無体なこと」などと言うところを略した表現。「あまりに酷い」といった意味で「無体な仕打ち」などと表現することもできるが、時代劇で女中が悪代官に手籠めにされかけ……というようなシチュエーションが典型的な使用場面としては想起されやすいといえる。

https://www.weblio.jp/content/

だいたい、ご無体に
「ご」が付いているのがわからない。

なんで丁寧なんだ?
こっちがすごく卑屈ってことか。

そうかそうか。
ご無体なことを言ったりしたりする人は、
こっちよりエラい人なわけだ。

逆らいたいけど、逆らえないツラさが
現れているコトバ…なんだなあ。
やっぱり、あんまり使いたくないコトバだなあ。



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