言葉のことばかり【メリハリ】
祭りのあと
連休って終わるとちょっとボーッとします。
終わった瞬間にみんなの中で
「何か」が終わったんでしょうね。
がんばった後というのは、
気が抜けますからね。しょうがない。
運動会の翌日だって休みなのに
続けて仕事かあ、と思う。
いや、休みだったんですけどね。
休みが終わった後にこそ
休みが欲しくなる。
…なんだかなあです。
気を取り直して働きましょう。
電話で「今、会社?」と言おうとして
「今、学校?」と言ってしまったひと。
要注意です。あなたはまだ引きずっている。
さらに、上司に向かって
「先生」と言ってしまうひと。重症です。
あなたはまだ完全に卒業していない。
さらに、部下に向かって「レポート」ではなく
「作文」を提出するように言ってしまった
上司のあなた。
…ヤバいです。あなたは戻りたがっている。
目が覚めるときの残念な気分
何かが終わって何かを始めるとき、
そこには境界線があるはずなんですが、
終わりたくない気分が続いていると
境界線なんて引きたくない。
それは夢から醒めるときの残念な気分に近い。
起きてみれば別になんてことないのに。
メリハリって言葉があります。
メリハリは緩急のリズム。
別に「緩」が悪いわけでも、
「急」がつらいわけでもなくて
両方ある方がいいよ、ってことですよね。
緩いのも、忙しいのも、
そこにいればどっちも楽しかったりするのに
並べるとつながらない。
メリハリが効いてるのがいい、なんて言うのは
客観的に見た第三者の意見というか
「後からほのぼの思うもの」な気もします。
メリーとハリー
メリハリって何となくカタカナで書いてますが、
もちろん外来語ではない。
メリーとハリーではないです。
ハリはもちろん「張る」ですね。
問題はメリ。そんな言葉は知らん。
なるほど。音を低くするってことは
弦を緩めるってことですね。張るの逆です。
音の話だとすると感覚がよくわかる。
曲も緩いとことサビがあって成立するし。
仕事もまずはAメロから入って、
サビで盛り上げた方がよさそうです。
最近はいきなりサビから始まるのも多いけどね。
要は気の持ちよう
電車の中で、すごくダダをこねて
からだをぐねぐねさせている子供がいました。
それを見ていて、
試しにその動きにあわせて
心の中でマンボNo.5を歌ってみた。
♪~ちゃっちゃちゃらっちゃ、
ちゃっちゃちゃっちゃっちゃ、うっ!
すごくあってました。
ぐだぐだしてた子が
急にメリハリきいてるように見えた。
泣いてる子供には申し訳ないけど、
こっちは気分をすっかり持ち直して
やっと連休病から立ち直ったのでした。
次回の言葉は「お約束」です。
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