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言葉のことばかり【ちょん】

漢字のちょん

普段何気なく使ってる漢字だけど
表意文字?カタチに意味があるのって
楽しいよね。

歴史的に正しいかどうかは置いといて、
想像するだけでかなり楽しめる。
(どんだけヒマな趣味だ…)

「人」とか、めちゃくちゃシンプルだけど
カタチがそのまんま字になってる代表だ。

で、これが手を広げると「大」になる。
ほら、見えてくるでしょ。

じゃあ「犬」は…

その広げた手の先にいる点のことか。
あのちょんが犬か。
ちょっと小型犬だな。

ということは「太」は…

こ、このちょんが太いのか。

しかしこの位置にあるのは…
これ以上は赤面して言えない…。

「火」は両手に火を持ってるな。
手品か。

まあこれは文字そのものが
火の形なんだろうけどね。
このちょんちょんはちょっと揺らいでる。
ちゃんと雰囲気出してます。
筆で書くときもただの点じゃない。
ちょっと勢いつけて書く。

「氷」は水にちょん。

水という字も揺らいでる感じがする。
火と同じように字に動きがある。

「氷」のちょんは
その動きを止めてるみたいだ。

凍るってことを表すなら
まわりを口で囲めばいい気もするが、

氷が四角いと思っちゃうのは
冷蔵庫の製氷器の影響かもしれない。
砕けた氷は「氷」の方が似てるかも。

調べてみたら「囦」って文字があった。
くにがまえに水。

「ふち」とか「おくぶか(い)」と読む。
「ふち」は水を深くたたえているところ。
確かにこっちの方が水が囲われてる感じだ。

ちょんの「ち」の音

「ちょん」って響きがかわいいよね。
点を打つときの擬音にピッタリだけど、
そんな音がするわけじゃないので、
なんか感覚的ですよね。わかるのが不思議。

「ちょっと」や「ちいさい」もそうだけど、
少し、を表すときには「ち」が似合う。
口に出すとき、音の幅が短いからかな。

ちょっとは「ちと」や「ちっと」からの
派生みたいです。

「ち」の音自体がなんかかわいい。

「ちいかわ」なんてそのまんまだ。

「ち」はちいさいのち

「ちょん」にはそれ自体に
小さいという意味もある。
「ちょんまげ」は小さい髷のことで、
新人の相撲取りがまだ髪が短いときとか
そう呼ばれることもあるね。

もともとは江戸時代に
歳取ってアタマが薄くなり
ちっちゃい髷しか結えなくなったときに
使われた言葉らしいです。

わびしい…。

「ちょん」の語源が
「拍子木の音」だという説もあり、
確かにね。そう聞こえなくもない。

ちょんという言葉の意味は、拍子木の打音。芝居の最後に打つことから物語の終わりを示す言葉。芝居で拍子木を打って転換する幕間、またそのような短い時間、遊里での短時間の遊興からちょんの間という言葉が生まれた。

ピクシブ百科事典より

意外に和風な要素が強い言葉だった。
かわいいのに、変に蔑称として使われるのは
全くもって気に入らないですね。

次回の言葉は「お眼鏡」です。

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