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SNSとリアルで育まれた仲間意識

ワークショップ「里ほっと」を始めた頃はFacebookが日本にやってきたばかりでした。みんなで利用してみると、もともと面識の無い人同士がお互いを知るうえで便利なツールでした。「里ほっと」でもFacebookのクローズドなグループページを運用し、ワークショップの外でも交流する手段となりました。SNSは、いつでもどこでも仲間をつないでくれて親近感を育んでくれます

とはいっても、やっぱりネットはリアルの経験とは異なります。リアル独特の人と人とのコミュニケーションや触れ合いはネットでは作れません。

会ってお喋りして笑うって何にも代えがたいものです。最近では、ワークショップは年に4回程度しか開催できていませんが、何かしらみんなでワイワイと集まるのを楽しみにしている仲間たちです。

ワークショップ開始の1時間前から集まってきてお喋りしていたり、ワークショップ中だって写真を撮らずお喋りばっかりの人が多いし、ワークショップの外でも飲み会やBBQなどイベントでも食べるよりもお喋り。みんな、お喋りを本当に楽しみにしている仲間たちです。

病気や怪我などでワークショップに長く参加がなかった人が復帰してきた時などは参加者たちは歓声を挙げて大歓迎。当日に誕生日の人を広い公園でハッピーバースデーを歌ってみんなで祝福も。あったかいんだから。最近では、「ワークショップはお互いの生存確認の場所だー」と冗談めいて言ってますが、そんな役割も担っていることもみんなが知っています。

「里ほっと」には会員名簿は無く、実は、集まっている人たちがいったいどんな人なのか知らなかったりします。だから、「里ほっと」では全員が同列で、全員が世の中では何者でもない普通の人です。それぞれが、居場所として見つけたこの場所で楽しむことを最優先して行動できる、お互いが、気遣ったりいたわり合ったりできる、そんな素晴らしい人格者が集っています。実際に、顔がわかるから、声がわかるから、良い信頼関係が育まれています。「里ほっと」は、SNSとリアルが融合して仲間意識がいい感じになっています。

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