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実行力 結果を出す仕組みの作り方

❶まず人を動かす


部下との人間関係を気にするな

いい上司に見られたいと思う気持ちが強くなる人が多い

部下との人間関係の構築を難しいと思って接する方が楽である

別に嫌われたって死ぬわけではない

リーダーの役割は部下ができないことをやり遂げること

信頼関係の根底には仕事を置く

組織のリーダーに必要なのは

友好関係のような人間関係ではなく

仕事をやり遂げた信頼関係

いまのチーム内に反対意見を言う人がいればその人をそばに置く

反対意見を聞きながら修正をしていく

イエスマンばかりだと

決まった後に不満を言われる可能性もある

修正し、決定はリーダーが行い

決まったことに文句を言わず従ってもらう

反対派がそれでも文句を言うなら異動させる

ここで最も重要なのは決まったことは

必ず従うことを守ってもらうこと

そうすれば反対意見を言う人を近くに置きやすい

全会一致は無理不可能であり、スピード感がない

内部で好きかって言わせて最終は決まったら従う

好きかっていうことでいいガス抜きになる

反対意見は徹底的に聞く

しかし、最終決定したことには必ず従ってもらう

ここを固めておけば誰でも組織に入れられる


❷本当に実行すべき課題はどう見つけるか


リーダーについたとき最初に考えるのは

現場の仕事とリーダーの仕事の仕分け

部下が言っていることに乗っかるだけではトップの意味がない

調整役はNo.2がやること

トップは大きな方向性を示し、組織をリードしていく役目

現場を調整するのは現場のまとめ役の役割

リーダーは決断、判断、決定が主な仕事

リーダーが現場の実務に細かなことの口出しをすると失敗する

それは現場に任せる

現場の小さな問題ではなく大きな問題に目を向ける

リーダーの仕事は部下が気づかない大きな問題を見つけること

リーダーが課題を見つけるための本や新聞の読み方

各記事によって自論を持つこと

自分ならどうするかを考える(頭の体操)

現場の部下たちが解決できなくて

困っている時は割り箸役になって決める

割り箸が右か左かどちらに転ぶかで決める

部下たちが徹底的に議論して右か左か決まらなければ

どちらに転んでもメリット、リスクも同じと自分で割り切る

リーダーは「決める」が役割

正しい解を見つけ出すよりまず決断

決断して責任を取ることが重要

絶対解を見つけさせる努力をさせて

絶対的に正しい答えは見つからない

部下が議論になった場合

実際に両者の議論をリーダーが聞き

腹に落ちた方を採用する

失敗しても命まで取られることはないのだから

絶対失敗してはいけないと考えない

そしてリーダーは判断基準・軸を日頃から

組織のメンバーに伝えておく

橋下氏はフェア(公平)かを基準にしていた

自らが基準を元に行動しなければならない


❸実行し、信頼される人の条件とは


部下は結局上司の背中を見て動く

部下ができないことを実行するのがリーダー

部下の固定概念を打ち壊すために何ができるか

できないと思っていたことができてしまうと

その他にもこれまではできないと諦めていたアイデアが

どんどん出てくる

リーダーの役割は部下をやる気にさせること

組織は口で言っても動かないが

何かを実現させるとメンバーの意識が劇的に変わる

人間はできると思えば何も言わなくても

自らどんどんチャレンジする

部下にチャレンジさせるためには

ここまで組織として許容するというのを示してあげる

道を拓くには行動しかない

目の前の階段を上り続けるしかない

リーダーがメンバーを率いるには口先人間になってはいけない

一心不乱にチャレンジする姿を示し

実践することで組織のメンバーの共感を呼ぶことができる


❹ビジョン作りとチーム作り


逆張りの法則

うまく行っていれば何も言わない

うまくいっていなければ全てを全否定

リーダーの役割はチームの道標になり

チームが実際に動く原動力となる方針を作り上げること

日々のニュースに対して持論を持つことでビジョン作りにつながる

単にニュースを見るのではなくそこから課題

論点を見つけ出すことが非常に重要

人が気付かない問題に気付けるようになる

優れたリーダーの方針は簡潔で具体的

トランプ氏はたった一枚のA4の紙から法人税を14%下げた

安倍氏は数%に4〜5年かかっている

最終的には分厚い戦略を完成させるが最初はA4の内容でいい

ビジョンがあっても実行プランがなければ何も動かない

計画がなく進めてしまうと混乱が起きる

最終ゴールはどこで何をしなければならないのかを理解して

計画を立てる必要がある

それができなければやらない方がいい

ビジョン作りとチーム作りはソフトとハードのワンセット

人を集めたらその中で決定権者を決める

No2.No3くらいまでにはリーダーの方針に

賛同するメンバーを固めておく

方針・ビジョンと実行プランは別物

実行プランが重要

方針・ビジョンを実行しようと思えば

細かく組織体制作りをしなければならない

方針・ビジョンというソフトだけでなく

プロジェクト・チームというハードも考えなければならない

トップは比較優位で考えている

新しいことをするなら3案持っていき、優劣を決めてもらう

①自分の案 ②逆の案 ③それを足した案

否定ではなく比較、完璧は求めない比較優位が大切

比較優位で考えられなければダメだし人間で終わる

現場が納得してくれなければ動かない

納得してもらえるように理屈を練り上げる

最後は自分の思いを伝える

理屈としての比較優位論と感情としての

熱い思いがあれば提案は通る

トップは部分最適は考えていない

全体最適を考えている

上司やトップに案を上げるときには

相手の視野を想像すること

相手の立場になって考える

トップの意向や動きを想像するのはいい忖度

上司がなにをするかを想像し、先回りして準備をする

無駄になることの方が多いが

一回でもその準備が活きれば大きな効果がある

上司に提案する時は多くてA3 1枚

何十ページも見ている暇はない

部下は常に上司の視界を想像して

上司にここを見てもらうべきだ

ここを見て欲しいということを示すべき

実現したいことを論文にまとめるだけではダメ

なにをしたらいいかを明確に(設計図と同じ、どう家を建てるか)

自分の意向はオープンにする

ある特定の人が変な政治力を持たないように

全員に包み隠さず伝える

それがメール一斉配信

部屋で密会みたいなことをしていれば

情報を持っている人が変な政治力を持つ

巨大な組織ほど情報をフラット化にする

ルールがないからできないではなく

ルールがなければ新たに作ればいい

それに挑戦するのがリーダーでありトップの役割

①物事を実現するためには大きな方針、ビジョンを立てる

②具体化して実行するプランを作る

③組織の体制を変える必要がある
※案・プランと組織体制は常にワンセット

提案と議論だけではダメ、実行しなければならない


【最後に】


今日から実践できる内容がふんだんに取り込まれていると感じた

会社員目線の内容が多く

面白いので一度読んでいただきたい


里野書店 店長より

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