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”大学院”ってどんな所? -教育大学院生のネガティブな話②-


こんにちは "ます"です

前回の記事では 主にラボ内の人的関係の難しさについて話しました

今回は研究内容について話していきたいと思います



苦悩 -研究内容-


もうお腹いっぱいだよ…と思う方 無理しなくて大丈夫です
前述した内容が最も重要でしたので 今回はおまけだと思ってください


私の研究は
M1で「社会教育施設における実験教室の実践」
M2で「植物の葉の形態についての研究」 という二本立てで論文をまとめました

M1の内容は前述したように諸々の不手際もあって1年で終わりという結果になりました

M1の夏頃に研究テーマをシフトすることをボスと相談していたのですが 翌年年明けになって始動することが決まりました


ここからできる実験はかなり限られているのですが 扱った植物が悪かった

植物の中でも栽培品種は品種改良の末に発芽率が高く 研究されているものが多い
しかし 雑草は未解明のものが多く発芽率も安定しないため なかなかサンプルを揃えることができませんでした

そうなると発芽条件から考える必要があります
しかし 私のテーマは葉の形態なので植物を成長させていく必要がありました

調べていくと3ヶ月しないと発芽しないことを知りました


いや どうしたら良いんだよ…

そう思いながらも とりあえず発芽条件を調べるために先行研究を探して1ヶ月で発芽できるのではないかと思い実験しましたが 考えが甘かったです

研究終了までの間に600個の種を蒔いて最初の400個体は発芽せず
残り200個体のうち半分が発芽後に枯死

心がズタボロになりました

残った100個体弱で実験をしましたが サンプル数が少なすぎて統計処理以前の問題が浮上しました
しかしどうもできないため サンプル数が少ないながらも可能な限りデータを計測して取り出すことに集中しました


何とかデータをまとめて分析

分析のために自分で考えた理論に則り処理をしてグラフ化
しかし 何も傾向が見られない…

こんなことを繰り返しながら何とかグラフを作って文章を書き出して論文化したのが年明け

提出まで1ヶ月無い

平日は非常勤講師をしているので翌日に授業が無い日は研究室に泊り込みで徹夜をする日々が続きました


心が折れそうになりながらも 何とか論文化して提出

そこで提出したのも結局は統計処理や文章としても突っ込みどころ満載

その後 査読段階で指摘をたくさんされ 全部を修正することができず発表会を迎えて撃沈

そして現在 修正をしながら春休みもない日々を送っています


自分が招いたことと周りが招いたことが混ざって複雑な状況を生み出してしまったことが悔やまれます

もっとやれることがあったのではないか
M1で反対されてでも自分で実験をしていれば良かったんじゃないか
そもそも研究室選びを慎重にしないといけなかったんじゃないか


そういった言葉が頭の中に浮かびますが もう少し時間をかけたら別の視点で物事が見えるかもしれません


①では人的関係を考慮して研究室を選ばないといけないこと
②では研究は何かが起きることを前提に計画をしていく必要があること

この2点が伝えたいことです


このネガティブな内容が誰かに響いたら幸いです


ます”でした