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風あざみは切なくなる

夏が過ぎ 風あざみ

「風あざみ」って言葉は本来ないらしいですね。
すごいですよね、
風あざみって。
なんとなく、みんながイメージする「風あざみ」って同じようなものな気がします。
響きで伝わる言葉っていいですね。

夏になると不思議とこの曲が頭をよぎります。
気がつけばループしてます。

今日会社で部下の女子が
「これでーいいのだー」と天才バカボンの歌を歌ってたのですけど、そのせいで頭から離れなくなって永遠ループしてました。そういうのありますよね。

そんな事はいいんです。

夏休みの時期ですね。
学生の頃、夏休みに入る直前とかが一番楽しくて、始まった瞬間に終わりが近づいてくるっていう切なさってありませんでした?

自分はこれがめちゃくちゃありました。
始まりって終わりの始まりなんですよ。

終わりが見えてるって悲しいですよね。
出会って幸せなのに、相手は外国からの留学生で、秋にはもう帰ることが決まってるみたいな。

だから小学生の時とかは7月のうちはまだギリギリ楽しさで紛らわせたんですが、8月に入るともう毎日悲しかったです。
刻一刻と、今この時間も、夏休みが終わりへと近づいているんだなぁって。

大人になった今も長めの休みの時に同じ気持ちになるんです。
ゴールデンウィークとか、お盆休みとか。
入る直前はワクワクでいられるけど、いざ入ると切なくなる。

でも終わりがあるから特別なんですよね。
人生も同じなのかな。
だから赤ちゃんは産まれてすぐ泣くのかな。
終わりがあるって分かってるから切ないのかなぁ。

と、風あざみを感じながら、ふと考える夏の夜。

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