ライフピボット 「人生の方向転換」を肯定する新時代のキャリア論
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ライフピボット 「人生の方向転換」を肯定する新時代のキャリア論

『わたしには〝あれもできるし〟〝これもできる〟というような、選択肢がある状態が【価値】になる』


人生100年時代のキャリアデザイン法
〜ひとり1人が自分ならではの人生スゴロクをプレイする時代へ〜


【今日の読書旅】Day106

ライフピボット

黒田悠介 著 インプレス 2021年


いつだってやり直せる
「人生方向転換」を肯定する新時代のキャリア論
人生100年時代、将来が不安にならないキャリアの築き方とは?


❶[3セレクト]

①なぜ「ライフピボット」が必要なのか?

人生というゲームのルールが変わり、事前に計画を立てるキャリアプランは役立たない時代になった。

私たちは、昭和から平成にかけて、学校に通う「教育」を受ける期間を得て、卒業後には数十年に渡って「仕事」をしてから、静かな「老後」を迎えるといったシンプルな3段階成の人生を生きてきた。仕事の期間中に、「結婚」「出産」「マイホーム」「マイカー」の購入というイベントがあり、それを1つひとつ実現していくことが「理想的な」人生のあり方とされていて、人生の双六は、一直線に伸びていて、ゴール前の道のりは、事前に見えていたが、バブル崩壊後、このモデルは機能しなくなった。

人々は、物質的豊かさよりも精神的豊さを重視する価値観にシフトし、どんな仕事をし、何に時間を当てるかは、個人が自由に選べるようになっている。自分自身の手で、自由自在にキャリアをデザインしていく力が求められる。


(※)ピボット:軸足を動かさずにもう一方の足を動かしてフェイントしたり、パスを出す方向に体を向けたりする動きのこと(バスケットボール)


②人生100年時代の生き方(何を積み上げるべきか?)


人生100年時代、私たちは半世紀近く働くことになる。仮に75歳を定年として、それ以降を老後としても100歳になるまで25年もある。(人生の4分の1)生きていくためには、お金が必要なため、必然的に多くの人は75歳以降も働くことになる。若いうちにできるだけ、経験(Dots)を蓄積することが、キャリアの柔軟性を高める必要がある。


③どんな変化にも対応できる「準備」はどのように進めるといいのか?


著者は、キャリア転換の重要な考え方そして、「過去の経験が偶然つながり、未来の可能性が拓かれることがある」といっている。

アップル創業者のスティーブ・ジョブスは、このことを「Connect The Dots」という言葉で表現している。間違ってはいけないのは、役立つかもしれないからと資格をたくさん取っておくことではない。

将来を見据えて経験(点)をつなぐことはできない。“後で振り返ってつなぐことができるだけ”。だからこそ、何かにつながると信じて今の仕事に真剣に取り組む必要がある。

経験の蓄積が、あるからこそ、結果的に「Connect The Dots」が起きる。チャンスは自然発生しない。

この経験の蓄積は、スキルだけではなく、課題意識や俯瞰的な視点、自己理解なども含まれる。今のうちから、ライフピボットに必要な「資産」を自覚的に蓄積していくこと。


主な3つの蓄積:

1、スキルセット
スキルテクニカルスキル「課題解決」「業務遂行」
コンセプチュアルスキル「概念化能力」
ヒューマンスキル「対人スキル」)

2、広く多様な人的ネットワーク
信用と信頼
3、経験によるリアルな自己理解
嗜好性(好き嫌い、感情の動き)
価値観(何のため)


*ライフピボット公式:蓄積+偶然=転換


(※ピボットの阻害要因:「お金がない」「理解がない」「時間がない」


+1:隣接可能性を高めていく


隣接可能性とは、既存の組み合わせによって初めて見出される可能性のこと。本書では、自分を中心に隣接可能な要素を書き出していく「ハニカムマップ」と具体的なアクションが紹介されているので、自分のキャリアの可能性を確認しやすい。


【最後に】


ピボットがうまくいくかどうかは心配する必要はない。なぜなら、8割は蓄積による偶然でもたらされるからだ。できるだけ早く経験を蓄積をし、自分の血肉に変えていくと良い。先送りはしないほうが良い。
なぜなら、小さな変化を避け続けることが結果的に、後で大きな変化をせざるおえない状況に自分を追い込むことになりかねないからだ。


❷[マイエピソード]

 
「ピボット」という言葉が目に飛び込んで、手に取った本。なぜ飛び込んできたかというと、バスケットボールをやっていて、この言葉を知っていたからです。
これこそ、経験が生む可能性の種(Dots)。何かを経験しておくことで、必要な経験が引き寄せられ、自分の可能性が広がるということだと思います。
過去の経験による蓄積の上にしか、未来は建たない。自分の未来が自分に委ねられているからこそ、自分で選択して望む未来を必ず実現していきたと思います。


❸[今日からのアクション]


貢献をコツコツ積み上げる🖋


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読書家・365日読書・読書コーチ|フォロバ100|「本」は”人生のドリル”「読書」は生きる力になる
「本が読める」は武器になる。学ぶ力と生きるための力を伸ばすための「読書法」を伝えています。読書は、「記憶力」「集中力」「語彙」「想像力」「理解力」を向上させる中核的な学習スキル。読書ができる大人を増やし、子供たちが迷った時「いつでも頼れる場所」として「本」を選べる未来を。