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【今日の読書旅✈︎】

気品のルール
加藤ゑみ子 著 ディスカバー  2003年


新しい世紀に入り、これまで漠然と信じていた幸福、成功、安全のレールの先が見えなくなってしまったこと、学歴も大きな会社も肩書きも財産もお金の価値も、およそ物質的なものはすべて、今と同じ価値を将来にわたり保証してくれるものではない。
と薄々感じている人へ


❶[3セレクト]


①いま気品が必要な理由(信じられるもの、すがるものが何もないから)


お金、学歴、美貌、地位、信仰、センスの良さ、歌のうまさ、話術といったブランドやアイデンティティが何一つないとしたら、あなたは、貴賓への最短のところにいる。気品とは、こだわり、思い込み、様々は装飾品、都合、それらだすべて削ぎ落とされても、と言うより、それらが削ぎ落とされたところに存在するものだから。


何かをもっていると、それを守ろうとする。中途半端な思い込みがあると固執する。それらを守るために自分の都合を優先させることになる。自分を守ろうとすれば、人を傷つけるだけでなく、物事を見誤る恐れがある。


②気品が試されるとき(非常事態が発生したとき)


人の真価、あるいは本音があらわれるのは、日常ではなく、非常時。気品もまた、その「本音」と一体化しているもの。
普段相手をたて、慎ましやかに振る舞っていたとしても、何か非常事態が起こった時、とたんに人に責任をなすりつけ保身に走ったり、自分だけ逃げ出そうとしたり、動揺して冷静な判断力を失ったりするのであれば、それまでの「気高そうな」振る舞いはすべて見せかけであることがわかる。


③テーマを目標を持って生きる


穏やかで美しい海のしたでは、常に、それを保つための努力が続けられている。自分を律し、無理をして、気品を繕っていると言う意味ではない。常に、目標に向かって努力をしていると言うこと。
ただボーッと1日1日をやり過ごしているのではなく、生活に、人生に、目標、テーマを持っていると言うこと。そうした人生に対する真摯な姿勢が、人の気品を育む。どんなに小さなことでもいい。目標と情熱がある限り、肉体も頭脳も発達し続ける。


❷[エピソード]

 
どれだけ憧れていたヨーロッパのブランド品も、手にしてみれば、ただの「モノ」であり、それを持ったからと言って自分の価値を上げてくれるものではなかった。三高のはずだった夫の会社も傾き始めている。。。物質と経済によって成り立つ夢と幸福が、いかに履かなく、脆いものであるか。
いったいこの先、何を信じて、人生を設計していけばいいのか。。。だからこそ、ひとりの人間として、決して侵されることのない「気品」だけは持っていたいと思うのです。形あるものは、いずれ崩壊します。
奪われます。でも、すべてを失ったとしても、その人の気品だけは、残ります。


❸[今日からのアクション]


今日ちょうど、とても良いタイミングで、人生を、飾らず全身全霊で生きている方からプレゼントして頂いた音声メッセージを聴き、生き方が「気品のルール」とリンクした。人生ゴールから見ると、悩むに値しないことで時間を使ったり、人の価値観に振り回されることがないようにする。そして、大局観を持って進む。


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