恋するチョコレート

チョコレート、魅惑のあの味…
何を隠そう私は、めちゃくちゃチョコレートが好きだ。大好きだ。私にとってチョコレートのない人生なんて醤油を使わない刺身だ。チーズがのってないピザだ。ひとりぼっちで遊ぶシーソーだ。チョコレートのない人生なんて！

そんな私の生活は、もちろんチョコレートで彩られている(だから痩せない)。例えば冷蔵庫の一番上の段がデザートスペースなのだが当然の如く、そこは常に7割がチョコレートで占められている。

板チョコ、ナッツチョコ、チョコクッキー、ボンボン、買い物した日は、そこにチョコレートケーキやエクレアなどの生菓子が加わる。チョコレートがあるというだけで冷蔵庫を開けるたびにテンションがあがる。視界に入る、その数が言うなれば私の精神力ゲージだ。常に一定数のチョコレートを補充し続けないといけない。

もし冷蔵庫からチョコレートが消えてしまったら、、、想像するだに恐ろしい。なんの期待も目の保養もなく冷蔵庫を開け閉めするだけの人生なんて！もはや冷蔵庫を開ける事すらおっくうになってしまうだろう。最低限の開け閉め。きっと、そのうち他の食材の存在も忘れてしまう。そうなると牛乳や卵も腐らせてしまうにちがいない。エンゲル係数が天井知らずの危機に！？

やはり私の人生においてチョコレートは必須なのだ。こうやって考えているだけで口の中に唾液が溢れてくる。あの、こっくりとした深い茶色い姿で頭がいっぱいになる。これはもう恋と何が違うのか？何も違わない。チョコレートに恋してる。多分これからも、ずっと。

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