子どもの偏食の原因が、味や見た目ではなかったという話
子どもの偏食で悩んでいたころ、その原因が料理の味だと思っていたことがあります。
これは結構つらいんです。
母の味がお気に召さない、まずい、いらないと言われているようで・・・
長く続くと普通に自尊心が傷つくんです。
「見た目とか盛り付けをかわいくしたら食べるよ」とアドバイスをもらったこともあります。
そういう子もいるんでしょうね、世の中には。
ただうちの子をなめてもらっては困ります。
そんな小手先の子どもだましは、まったく通用しませんからね。
むしろかわいい盛り付けにすると、どこから食べていいのか分からずパニックになったりしますからね。
すごいんだからね、うちの子は!
原因は食感とサイズだった
本当の原因が分かったのは、少し大きくなって意志の疎通ができるようになってからです。
観察の結果
肉:鶏肉やウインナーなどは食べる。豚肉や牛肉は食べない。
野菜:キャベツ、キュウリ、なす、豆は食べる。レタス、ニラ、ほうれん草など繊維を感じるものは食べない。
魚:刺身、照り焼きなどは食べる。煮魚や焼き魚は食べない。
炭水化物:ごはんよりパンが好き。
導き出した結論
噛み切りにくい食材やパサパサしたものが苦手。
すべてを一口サイズにしたら完食
噛み切るのが特に苦手ということも判明したので、ご飯も含めすべて一口サイズに盛り付けてみたら食べるようになりました。
懐石料理か!!
ちなみにやはり牛肉は残していました。
寿司も握りなおしてご提供。
ちょっと(いやかなり)手間はかかるけど、これさえすれば食べてくれたのである意味安心でした。
ほうれん草のお浸しなどは、みじん切りにして繊維を砕き小鉢に入れたらチョコチョコ食べています。
とにかく繊維を嫌がります。断固拒否です。
反繊維団体に所属しているんだな、きっと。
今はご飯だけはお茶碗に盛り付けて食べられるようになりました。
おかずはまだハードルが高いようで懐石料理人をやっています。
一口に偏食と言っても、10人いたら10通りの原因があり、一概に「こうすればいいよ」などと言えません。
たった一例にすぎませんが、どなたかの参考になれば嬉しいです。
ちなみに娘は味の好き嫌いはないようで、食べやすく切りさえすれば何でも食べます。
それもあくまで今のところです。
来月には味の好みも変化しているかもしれません。
同じような子、他にもいるのかな?
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