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至福の時間の後に待っていた悲劇~慣れは恐ろしい~

我が家に猫が来たのは10月。
年末年始は初めての長期休暇でした。

この年は
なるべく家で過ごそうと
「猫とのんびり」随分前から決めていました。

ー 寝正月 ー
その言葉にふさわしく
まったり楽しく過ごしました。

猫は「遊んで寝る 外を見て寝る」その繰り返し。
人間は「食べて寝る 飲んで寝る」その繰り返し。

まさに至福の時間。
本当に楽しい時間でした。

でも、それが良くなかった・・・

このたった1週間ほどの生活に
我が家の猫、すっかり慣れてしまったのです。

年明け、初出勤の朝。

いつものように
「留守番隊長さん、よろしくね!」
そう言って出かけようとすると・・・

悲痛な叫び。
そう!あれは間違いなく「叫び」でした。

「待ってー、置いていかないでー!!!」

まるで捨てられてしまうかのような叫び。
リビングのドアに何度も体当たり・・・

私のほうが驚いてしまいました。
これまでに聞いたことがない声。

それでも
年明け早々、遅刻するわけにもいかず・・・
「大丈夫! 絶対、帰ってくるよ。
 いつも必ず帰ってきてるでしょ!」

言ってもムダだったけど
そう言って、家を後にしました。

歩きながらも、声が頭に残ってて
「大丈夫かな?」心がザワザワしました。

あとで調べたら
「分離不安」というようでした。

年末までは普通にお留守番していたのに
良かれと思って
なるべく家にいた結果が招いたことでした。

それ以降、GW、年末年始など
長いお休みがあっても
ずーーっとベッタリは止めました。

かえって寂しくさせてしまうなら
こちらの都合で振り回したくないと思って。

それにしても
「慣れ」とは恐ろしい・・・
そう感じた出来事でもありました。

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