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猫を追うより魚をのけよ

魚を狙う猫をいちいち追い払うその場その場の処置より、根本的な原因となる大もとを正すことが必要だということ。(日本)

人間に何度か
追い払われても、
猫が好きな魚を
しつこく追いかけるのは
動物の習性であり、
驚くことではありません。

このようなサイクルを
繰り返すよりも、
もととなる魚を
ネコから遠ざけてしまえば、
事は簡単にすむということ。

この考え方は、
問題の原因となっている
根本的な問題を
特定しようとする
アプローチによく例えられます。

特に、問題を解決することが
イタチごっこのように
とらえどころがない場合に使われます。

Florian BollmannによるPixabayからの画像

猫に対する言葉の世界的関連性

猫が神格化されていた
古代エジプトでは、
ナイル川の魚が
好まれていたように、
飼い猫が好んで
食べるものは、
人間の食事内容によって
決まっていたようだ。

ヨーロッパでは、

「猫は魚を食べたがるが、水の中へ入りたがらぬ」
(ドイツやチェコの言葉)

というように、
猫と魚の間にさまざまな
つながりが見られる。
しかし、その嗜好は
時代や地域によって異なり、
地域差はあるものの、
一般的には魚よりも
肉や乳製品が
よく食べられていた
としている。

三方を海に囲まれた韓国では、
「猫の精進料理だな」
「猫に魚屋の番頼む」
「猫の前に魚のおかず」

といったことわざがある。

DanaTentisによるPixabayからの画像

また、タイには
「猫に当てつけて魚焼く」
ということわざがあり、
猫と魚に対する
世界的な憧れを
さらに高めています。

猫と肉、乳製品に関する外国のことわざ
「チーズを食べてから猫をしかってもしかたない」(フランス)
「ラードを取りに猫をやるな」(イギリス)
「猫は手の届かぬレバーを腐っているという」(トルコ)
「猫の夢には肉のかけらばかり」(パキスタン)

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