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プロダクトを中心にした組織運営って

先日、ありがたいことにPMでのスカウトがあって、よければ副業PMとしてでも協力を。というお話をいただいていて、改めてプロダクトマネジメントとか、そもそも企業としてプロダクトを中心にした組織運営ってどんな形があるんだろう。
みたいなことを考え始めてます。

そもそもPMへの課題感

企業やプロダクトのフェーズによって有り様も様々だと思うんですが、共通して言えるのが「求めること多すぎ」「そんなスーパーマンは存在しない」「じゃあ、どうする?」という声をよく目にもするし、耳にも入ります。

みなさんおなじみのトライアングル

プロダクトマネジメント トライアングル

この領域すべてをPMが責任持とうと思っても、そりゃ厳しいわけで、組織全体で責任持った役割が必要になりますよね。

開発領域には、EMとかPjMとか品質に責任を持った人が立ちやすい領域で、ここが不足することはそうないんじゃないか、と思います。

ビジネス領域には、事業戦略に責任を持つPOやPMMが立ってくれていると思います。

あれ?顧客に対して責任持つ人ってだれ?

じゃあ顧客領域には?というのが、弊社はBtoB SaaS企業なんですが、ここに責任を持つ人がピンと来ません。(少なくともプロダクト開発の役割には存在しません)
ふわっと思い浮かぶのがカスタマーサクセスチームですが、CSMとしてプロダクトの決定に関与するほどの権力は持ち得ていない気がします。

みなさんの会社、プロダクトではどうですか?
顧客に対する責任を持つ人物。パッと思いつくでしょうか?
私たちにはこの人がいます!っていう役割があったらぜひ教えてください。

理想像(仮)

こうやって考えると、やっぱりこのトライアングルに対して責任を持つ人がいるべきなんでしょうか。

開発:プロダクトの品質とデリバリーに責任を持つ
ビジネス:事業の成長、持続可能性に責任を持つ
顧客:顧客の成功に責任を持つ
PM:プロダクト全体の道筋に責任を持つ

こうすれば、PMの責任はロードマップを引いてどう進めるか。に集中できるし、コミュニケーションは最小で他3名に限定されるわけで、コミュニケーションコストも最小限になります。

実態は

この役割が曖昧で未定義な部分をPMが必死で埋めに行くから、色んなスキルが求められすぎているんじゃないか?
だからPM不在、PM不足、のようなことが叫ばれるんじゃないか?

そんな気がしてならないんですよね。

もし、PMのみなさんが尋常じゃない要求に苛まれているようであれば、役割を明確にして必要な人材を立てる必要があるんじゃないか、ということも検討してみると良いかもしれません。

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