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エッセイ

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さとくらのエッセイをまとめています。
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2020年4月の記事一覧

恋は人を暴く、吉行文学と江國文学。

 江國香織が選ぶ短編恋愛アンソロジーのタイトルが「ただならぬ午睡」というものでした。  …

さとくら
4年前
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人を愛そうとすることで傷つけてしまう瞬間について。村上春樹の「蛍」とホモソーシャ…

 村上春樹の「蛍」という短編小説をご存じですか? 「ノルウェイの森」の元になった短編なの…

さとくら
4年前
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『冬に映画を見ていると魚になったような気分になる』

 今日、スーパーに出かけただけで汗ばみました。近くの桜の木が緑になっていました。  もう…

さとくら
4年前
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二十九歳の頃にはやってこず、三十歳になってやってくるもの。「羊をめぐる冒険」をめ…

 二月に僕は二十九歳になりました。  あと一年で二十代が終わり、三十歳が訪れます。  いつ…

さとくら
4年前
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最後の晩際じゃないけど、なに食べたい?

 友人の一人に三十代を手前に小麦粉アレルギーが分かり、食に関する接し方が180度変わった人…

さとくら
4年前
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「好きでもだめなものはだめ」な世界で上手い文章を書く方法。

 小説を書く時に浮かぶ言葉があります。  まずは、そちらを紹介させてください。  川上弘美…

さとくら
4年前
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優しさを鍛えるために賢くなる。

 最近、ツイッターで科学の中で「車輪の再発明」という言葉があることを知りました。  意味は「既に誰かが発見したことを自分で思いついたと錯覚すること」なんだそうです。  それを踏まえてツイートは以下のように続きます。 過去にいろいろな研究をした人や、データを集めた人がいる。それをまず、心を澄まして学ぶことから始めなければいけない。学ぶ前に自分の頭で考えようとするのは愚かです 自分の頭で考えることは重要だが、その前に先人が残した知恵に心を開いて受け入れ、煩悩を排除して世界を

自己紹介「一つ広い世界に出てみる」

 はじめまして。  こちらのページをご覧いただきましてありがとうございます。   【自己紹…

さとくら
4年前
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