さとくら

小説やエッセイを書いています。 大阪府在住。何者でもない成人男性です。 お問い合わせが…

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小説やエッセイを書いています。 大阪府在住。何者でもない成人男性です。 お問い合わせがあればsikisato0501@gmail.comにまでご連絡ください。

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 なにかを選ぶ作業をしたかった。   「1万時間の法則」というものがある。「1つの分野でプロレベルになるためにはおよそ1万時間の練習を必要とする」とのこと。  学…

さとくら
5か月前
80

愛を正しく学ぶための方法を考える。

 人生をゲームとして考える。そうすると、まず自分のステータスを見て体力が低いなとか、コミュ力はそこそこ上がってきているなとか認識した上で、じゃあどうしようと行動…

さとくら
5日前
8

夜桜。

さとくら
5日前
8

オルハン・パムクの「少女は倒れたコンクリートの下敷きに。男はどうしていいかわからない」を読んだ。

映像がないからこそ、迫ってくる圧迫感と絶望感。文章だからこその伝わってくるものは絶対にあると思わされる。

https://web.kawade.co.jp/column/58461/

さとくら
11日前
7

志村貴子の『敷居の住人』を読んでいると、正しいことやすべきことは分かっている。
問題は分かっていることとできることは違うこと。
時が経って振り返れば、青春とか青かったって言えちゃうけど、今この瞬間に傷ついたことは確かなんだよ。
という、ままならなさの濃度が高くてくらくらする。

さとくら
2週間前
6

昨日BLの師匠から「BLオタク属性チャート診断」なるものを教えてもらい診断すると僕は「夜明けのBLオタク」で「絶望あればあるほど光に救われる!」とのこと。
他にも「光」と「黄昏れ」と「闇があるとか。
お好きな方はぜひしてみてください。
https://www.chil-chil.net/blSommDiag/

さとくら
2週間前
6

つい「聞いただけでアッと驚くような「キャッチコピー」」を探したくなる休日。

 最近、エッセイを書けていない。  書きたいことが浮かんでこない、というよりはエッセイ用の脳になっていない感じがする。Chromebookを買ってから、仕事の行き帰りに文…

さとくら
3週間前
9

こちら彼女のご両親にお会いするとなって買った大阪っぽいお土産ですが、前日に「お土産と手土産って違うんじゃね?」となって急遽変更を言い渡された不遇なお菓子です。

さとくら
1か月前
8

志村貴子の『放浪息子』がKindleで1冊99円で全巻買うことができると知って買うしかなかった。
アニメが最高に良くて、続きが気になっていたんですよね。ちなみに同時期にアニメ化した『青い花』の漫画は全部読んだ。
『放浪息子』も期待しかない。

さとくら
1か月前
8

【読書日記】「自分自身があまりにも大きな謎」なことを知っても、見るべきは世界であって自分じゃない。

 2月が誕生日で33歳になります。その前にしておきたいことを考えて、ミラン・クンデラ「冗談」を読み始めました。  僕の手元にある「冗談」はハードカバーの二段組。一…

さとくら
1か月前
13

福田里香の「ゴロツキはいつも食卓を襲うフード理論とステレオタイプフード50」にて
『宮崎駿監督は「食べさせるべきひとには、ちゃんと食べさせ、心が通じ合わないひととは、決して一緒に食べさせない」という、確固としたフード文法を持つ稀有な作家なのだ。』
とあって確かにそうかもとなった。

さとくら
1か月前
5

33歳になった男が壊れないように「正しく考えるための方法」を考える。

 僕って壊れたらこうなるんだと思った。  人生で一番くらいの泥酔をした。結果、姫路に来てくれた友人と彼女に迷惑をかけた。3日くらい謝る日々だった。  どんなにお酒…

さとくら
1か月前
16

風邪をひいた。
ハイキューの映画を開始10分から泣き続けたせいか、始めたランニングで走りすぎたせいか、雨の中図書館行ったり昼飲むしたりせいか。。。
全部の要素が詰まっているのか。
悪寒と吐き気の中で三連休楽しみすぎやろとも思う。

さとくら
1か月前
9

姫路の日本酒BARで知り合った筋トレ好きのおじさんと飲みに行く約束をする。その後「ジム仲間の30歳の子を一緒に連れて行って良いかな?」と言うので是非と答える。当日は鍛えた人に挟まれて日本酒を飲むことになるらしい。オセロみたいに僕の筋肉も鍛えられないだろうか。

さとくら
1か月前
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城崎温泉へ行ってきた。
城崎は兵庫県豊岡市にあり、そこはコウノトリが有名なんだと彼女が言っていた。
本当に至るところにコウノトリをモチーフにしたものがあって、実際に生息しているコウノトリよりも多いんじゃないかと思った。

さとくら
2か月前
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【読書日記】秩序のない好奇心の中で「ものを失くした人」のように本を読んでいく。

 漫画家の芦原妃名子が亡くなりました。  手あたり次第少女漫画を読んでいた高校生時代に「砂時計」を手にとり、僕と弟と母様の三人にでドハマリしました。  小説の専門…

さとくら
2か月前
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32歳の男が今まで読んだ本から100冊を選別してみる。

32歳の男が今まで読んだ本から100冊を選別してみる。

 なにかを選ぶ作業をしたかった。
 
「1万時間の法則」というものがある。「1つの分野でプロレベルになるためにはおよそ1万時間の練習を必要とする」とのこと。
 学生の頃、小説家は「1万冊の本を読めばプロレベル」になると聞いた。

 僕はまだ1万冊の本を読めていない。
 ただ、1万冊を読み切るための途上にはいる。長い山頂への道を歩いている中で、ふと立ち止まって後ろを振り返って自分が進んできた道を見る

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愛を正しく学ぶための方法を考える。

愛を正しく学ぶための方法を考える。

 人生をゲームとして考える。そうすると、まず自分のステータスを見て体力が低いなとか、コミュ力はそこそこ上がってきているなとか認識した上で、じゃあどうしようと行動していくことができる。
 ゲームだと考えればレベルを上げて行くのは当然で、そうして出来ることは増えていく。もちろん、人生はゲームではない。
 ただ、ゲームとして捕らえた方が、しんどいことがあってもこれはレベル上げに必要な経験値集めだと考えら

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オルハン・パムクの「少女は倒れたコンクリートの下敷きに。男はどうしていいかわからない」を読んだ。

映像がないからこそ、迫ってくる圧迫感と絶望感。文章だからこその伝わってくるものは絶対にあると思わされる。

https://web.kawade.co.jp/column/58461/

志村貴子の『敷居の住人』を読んでいると、正しいことやすべきことは分かっている。
問題は分かっていることとできることは違うこと。
時が経って振り返れば、青春とか青かったって言えちゃうけど、今この瞬間に傷ついたことは確かなんだよ。
という、ままならなさの濃度が高くてくらくらする。

昨日BLの師匠から「BLオタク属性チャート診断」なるものを教えてもらい診断すると僕は「夜明けのBLオタク」で「絶望あればあるほど光に救われる!」とのこと。
他にも「光」と「黄昏れ」と「闇があるとか。
お好きな方はぜひしてみてください。
https://www.chil-chil.net/blSommDiag/

つい「聞いただけでアッと驚くような「キャッチコピー」」を探したくなる休日。

つい「聞いただけでアッと驚くような「キャッチコピー」」を探したくなる休日。

 最近、エッセイを書けていない。
 書きたいことが浮かんでこない、というよりはエッセイ用の脳になっていない感じがする。Chromebookを買ってから、仕事の行き帰りに文章を書けるようになった。
 すると、僕は小説ばかり書いている。
 ただ、小説を書くのには時間がかかる。頭の中を占める領域もエッセイよりも大きい。結果、エッセイを書くための脳にスイッチが切り替わらない。
 本は読んでいるし、映画やア

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こちら彼女のご両親にお会いするとなって買った大阪っぽいお土産ですが、前日に「お土産と手土産って違うんじゃね?」となって急遽変更を言い渡された不遇なお菓子です。

志村貴子の『放浪息子』がKindleで1冊99円で全巻買うことができると知って買うしかなかった。
アニメが最高に良くて、続きが気になっていたんですよね。ちなみに同時期にアニメ化した『青い花』の漫画は全部読んだ。
『放浪息子』も期待しかない。

【読書日記】「自分自身があまりにも大きな謎」なことを知っても、見るべきは世界であって自分じゃない。

 2月が誕生日で33歳になります。その前にしておきたいことを考えて、ミラン・クンデラ「冗談」を読み始めました。

 僕の手元にある「冗談」はハードカバーの二段組。一番後ろのページの右上端に「(株)キオク書店」のシールが貼ってあります。 これは彼女と付き合い始めた頃に京都の古本市へ一緒に行って買ったのでした。

 買ったのは良いけれど、まだ読んでいなかったんですね。ハードカバーの二段組で400ページ

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福田里香の「ゴロツキはいつも食卓を襲うフード理論とステレオタイプフード50」にて
『宮崎駿監督は「食べさせるべきひとには、ちゃんと食べさせ、心が通じ合わないひととは、決して一緒に食べさせない」という、確固としたフード文法を持つ稀有な作家なのだ。』
とあって確かにそうかもとなった。

33歳になった男が壊れないように「正しく考えるための方法」を考える。

33歳になった男が壊れないように「正しく考えるための方法」を考える。

 僕って壊れたらこうなるんだと思った。
 人生で一番くらいの泥酔をした。結果、姫路に来てくれた友人と彼女に迷惑をかけた。3日くらい謝る日々だった。
 どんなにお酒を飲んでも酔った自分はこうなると分かっていれば、ある程度はコントロール可能だと思っていた。けれど、今回はコントロールとか、そういう次元ではなかった。
 泥酔するというより壊れた。僕の感覚としては、そちらの方が近かった。

 一度壊れた家電

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風邪をひいた。
ハイキューの映画を開始10分から泣き続けたせいか、始めたランニングで走りすぎたせいか、雨の中図書館行ったり昼飲むしたりせいか。。。
全部の要素が詰まっているのか。
悪寒と吐き気の中で三連休楽しみすぎやろとも思う。

姫路の日本酒BARで知り合った筋トレ好きのおじさんと飲みに行く約束をする。その後「ジム仲間の30歳の子を一緒に連れて行って良いかな?」と言うので是非と答える。当日は鍛えた人に挟まれて日本酒を飲むことになるらしい。オセロみたいに僕の筋肉も鍛えられないだろうか。

城崎温泉へ行ってきた。
城崎は兵庫県豊岡市にあり、そこはコウノトリが有名なんだと彼女が言っていた。
本当に至るところにコウノトリをモチーフにしたものがあって、実際に生息しているコウノトリよりも多いんじゃないかと思った。

【読書日記】秩序のない好奇心の中で「ものを失くした人」のように本を読んでいく。

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