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【北海道釧路市】初めての里帰り旅行part2

<2日目>
慣れない天井を眺めつつぼんやりと朝を迎えた。
スマホの地図アプリで現在地を確認すると、日本の北東、北海道の右の方に青い丸がある。
地図アプリを見て「あ~、今北海道にいるんだな」と改めて実感する。

AM6:00
まだ嫁と娘が寝ている為、朝ご飯まで暇である。
外も晴れていていい天気、寒くもない。
開いていた地図アプリで、近くのコンビニ(セイコーマート)と阿寒神社を見つけ、
朝の散歩を決意。
阿寒町の中心で、ここら辺では比較的交通量があると思われる、県道(道道?)の近くの為、往復3~4キロくらい。
全く知らない土地の真っ直ぐ伸びる道を、1人歩く。
もちろん自分以外歩いている人はいない
まさに旅の醍醐味の時間だ。
謎の鳥の声を聞きながら、曲がりくねった川を渡り
朝の凛とし張り詰める空気の阿寒神社へ参拝。
北海道では有名なコンビニ、セイコーマートで買ったホットコーヒーを飲みながら帰宅。
帰宅早々、お義父さんに言われた「阿寒神社は普通に熊が出るから、1人で出歩いちゃダメだよ」


「えっ」
「いやぁ~知らないって怖いねぇ」
「マジで!?すぐそこなのに?」
と戦慄している横を普通にタンチョウ鶴が横切っている。
(後日キタキツネが庭に来ていた)
そう、ここは北海道。
まさに「試される大地」なのだ。
北海道は今まで6、7回訪れているが、
札幌の主にすすきの周辺にしか行った事がない自分は
この時ほど北海道を噛み締めた事はない。

家の裏の山にあるお墓参りへ。
(もちろんここにも熊が出没する)
お墓を掃除し、花を生け、ご焼香。
ここら辺は仏教(曹洞宗)の為、変わらない。
強いて違いを挙げるとすれば、塔婆がない。
おそらく冬は雪で埋まる為、どのお墓にもないのだろう。

今回のメインイベント阿寒湖の旅館へ。
「あかん悠久の里 鶴雅」というここら辺では一番格式のある旅館を予約してくれていた。


せっかくの阿寒観光なのでと、すでに料金も出してくれていた。
申し訳ない気持ちと、高級旅館なぞ泊まった事がない自分は浮き足立つ。
写真は部屋からの眺め


阿寒湖の遊覧船に乗り、1時間阿寒湖クルーズを楽しみ、最後はマリモの島へ。
「マリモ」
宇宙からきた謎の緑色の球体
その生態は今だに謎が多く、地球の神秘を今に伝える太古の生態系…
…では決してなく、再生と破壊を繰り返す儚い藻である(個人の解釈)
マリモッコリが何年か前に流行ったなぁくらいの認識
娘はマリモッコリを気に入り、ご当地マリモッコリのストラップを
お土産に購入していた。(今それつけてる人いないよ?)

さて、旅館の方は「おもてなし」が大変素晴らしく、
部屋・お風呂・夕食・ナイトバーに至るまで大満足である。
特に3ヶ月前にリニューアルしたというサウナが最高で
過去最高のサウナ体験ができた。
新しいサウナはとても綺麗で、水風呂の後、阿寒湖の大自然を眺めながらの整いタイムは
非現実とサウナの副交感神経が相まって、無限の相乗効果で極まっていた(整った~)

一緒に帰省していた独身のお義兄さんは、最近サウナにハマっていて、色々教えてくれた。
ありがとう、お義兄さん。
ただ、サウナの「整った~」にハマりすぎると戻って来れなくなる気も、、、
あれは中毒性が強くて、独身がハマっちゃうと他の欲望が無くなっちゃいそうだ笑

最高の朝食も頂いて、チェックアウト。
からの、ロングドライブ。
「道東の、道は続くよ、どこまでも」

〈part3に続く〉

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