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キャリアの8割は、偶然のできごとによって決定される!

キャリアプランを思い描いていても、必ずしも思い通りに事が運ぶとは限りません。
私もかつては、「〇歳で結婚して〇歳で独立する!」というキャリアプランを描いていましたが、途中で何度も変更していますし、変更したいと思わなくても変更しなくてはいけない状況も発生しました。

キャリアプランの変更要因は大きく3つ考えられます。
1.キャリアを左右するような、今まで予想していなかったことが起こった。
2.偶然のできごとが重なり、行動や努力で新たなキャリアにつながった。
3.意図的に自ら行動することでチャンスが増えた。


心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって1999年に発表されたキャリア理論によると、個人のキャリアの8割は偶発的なできごとで決まる。日々の行動や向き合い方次第で、計画的に機会を呼び、自身の現在や中長期的な未来が決まっていくという考え方です。

たとえば、「自分の好きな業務ではないことが突然降りかかってきたけれども、頑張ってやってみた」ところ、興味を持って仕事に向き合えるようになった。その後ももっとこの業務に深く携わっていきたいと思って職種変換した、こんなエピソードが挙げられます。

キャリアの8割を決める「偶発的」なできごとは、自ら計画的に行動することで呼び込めるとされています。

そして偶発性が起こりやすい
大事な行動の要素が5つあります。

1つめは、好奇心!いろいろなことに興味をもって、新しいことに挑戦すること。新しい挑戦にワクワクすることです。興味をもって行動しているとチャンスも訪れるということですね。

2つめは、持続性!好奇心だけで最後まで成し遂げずに諦めてしまっては元も子もなくなります。持続しておこなっていくことで、意味のあることかないことか、これを判断できる材料を自分で探していくこともできます。

3つめは、柔軟性!こだわりを持ちすぎずに人の意見を受け入れたり、新しい視点をもつことで成長していくことができます。

4つめは、楽観性!挑戦するとき、結果が出ないとき、不安になりませんか?どのような挑戦にも不安はつきものですが、頑張っていれば何とかなるはず、と自分を奮い立たせてポジティブに行動する。その状況を楽しむことができれば怖いことなしです。

5つめは、冒険心!興味をもつことだけでは進捗しません。勇気を持って一歩踏み出すことが大切ですよね。空想だけでは実現しないわけで、今までと違ったことに「挑戦する」と「挑戦しない」とでは結果が大きく変わるということです。

この5つの要素はすべてが繋がっている気がしませんか?最初のきっかけは好奇心、それを持続して取り組んでいき、不安があってもポジティブに挑戦していく。挑戦している時には新しいことにめぐりあう。5つの要素を心がけているからこそ偶然をしっかりと自分のチャンスにしてとらえられているのだという気がします。


「自分は運が良い」と言う方がいらっしゃいますが、運がやってきたのではなく、アンテナを高くして、運をとらえるためのアクションをしっかりとされているのかと。きっとこのような行動をされて今のポジションがあるのではないでしょうか。

偶発をただ待っていてもやってくるはずはありません。「こういうことがしたい」「自分はこうありたい」など自分の進みたい方向性を定めておくことが大切です。方向性がブレてしまうとアンテナが低く、不安定になり、キャッチアップできません。「偶発的」といってますが、運が良いと仰っている方はしっかりと方向性を定め、高いアンテナを張っているのだと思います。

新しいご縁や機会に出会うことは少なくないはずです。この偶発的なできごとはこれからのキャリアの機会になるかもしれません。大事な行動の要素5つを思い出して行動していくことが将来へのキャリアに繋がっていきそうです。

年齢や性別、環境は関係ないと思います。自分のアンテナを高くすることで、誰もが得られる機会ではないでしょうか。


井野さと子



𓏸𓂂𓂃𝒊𝒎𝒑𝒓𝒆𝒔𝒔𝒊𝒐𝒏 / 𝒎𝒊𝒏𝒅𓂃𓂂𓏸

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